
電子カレンダーに予定を入力しておけば、リマインダーがいつ、どこで、どんな予定があるかを知らせてくれる。スケジュール管理はいまや随分便利になった。
しかし、予定の場所と時間がわかっていても、出発時刻はその都度計算しなければならない。自動車での移動の場合、その日の道路状況によって所要時間が変わるので、約束の時間に遅れないように出発時刻を計算するのはなかなか大変だ。
渋滞情報を共有できるカーナビアプリWazeにそんな煩わしい移動時間の計算を不要にする新機能、「Planned Drives」が搭載された。
2007年にリリースされたWazeはもはやドライバーの必須アプリだ。2013年にGoogleが10億ドル以上を注ぎ込んで買収した同社は「自動車の運転を快適に」をミッションに掲げ、 新機能の導入によりサービスのさらなるレベルアップを図る。
「Planned Drives」はスマートアルゴリズムを使い、過去の交通データから道路状況を予測して移動時間を計算する事前スケジュール機能だ。電子カレンダーに書き込んだ予定や参加予定のFacebook イベントなどを自動管理し、予定の場所や開始時刻だけでなく、出発時刻も知らせてくれる。この機能を使えば、遅刻の心配も不要になる。
当日渋滞があれば、普段なら所要時間10分の場所へ30分前に出発するよう通知する。また、渋滞が道路工事によるものか、事故なのか、それとも別の原因なのかが一目でわかる機能も新たに搭載する。
現在のところiOS版のみだが、近々、Android版もリリースされる予定だ。
面倒な移動計画は Wazeに任せよう。 予定が入ったらすぐにアプリに入力し、忘れてしまっていい。後はWazeがすべてやってくれる。これで自動車での移動はますます快適になりそうだ。
via Yahoo!tech
(執筆:キーツマン智香)
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