提案書がどこまで読まれたかトラッキングできる文書共有「DocSend」が800万ドル(約9億円)調達ーー注目のB2Bスタートアップ調達まとめ

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編集部注:「注目のB2Bスタートアップ調達まとめ」は海外エンタープライズ系テクノロジーの話題をまとめた連載。本誌でも執筆中の「インプットをアウトプットするブログ」ブロガーで、B2Bスタートアップ・インキュベーション「archetype」所属の鈴木大貴氏がセレクトしたニュースをお送りします。

オンデマンドオフィス管理サービスのManaged by Qが2,500万ドル(約28億円)調達

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オフィス管理サービスをオンデマンドで提供するManaged by QがシリーズBでGVなどから2,500万ドル(約28億円)を調達しました。Managed by Qはオフィスの壁に掛けたiPad経由で清掃や照明の交換、消耗品の充填注文ができるニューヨークのスタートアップ。

サービスはサンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴにまで拡大しているとのこと。前回のシリーズAラウンドでは2015年6月に1,500万ドルを調達しており、10ヶ月という比較的短いスパンで今回のラウンドを迎えています。

電話を分析しエンゲージメントを高めるマーケティングプラットフォームInvocaが3,000万ドル(約33.9億円)を調達

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電話を使ったマーケティングツールのInvocaがAccel Partners、Upfront Ventures、Morgan Stanley AIPなどからシリーズDで3,000万ドル(約33.9億円)を調達しました。

Invocaは展開中のマーケティングキャンペーンのうち、どのチャネルがユーザーからの電話を獲得できたかというアトリビューションを行ったり、電話の発信元や新規かリダイヤルかといった条件によりコール先を振り分けたり、会話を分析することでどういったキーワードが話中に出てくるかといったCRMに繋げるデータの作成が可能なマーケティングプラットフォームを開発しています。

OracleやAdobe等のマーケティングオートメーションと連携することで、電話をトリガーにしたキャンペーンの作成も行えるとのこと。OpenTableやNew York Timesなどがサービスを導入しています。

Techstars出身のテストアウトソーシングサービスTestlioが625万ドル(約7億円)調達

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モバイルアプリのテストアウトソーシングサービスを提供するTestlioがシリーズAでVertex VenturesやData Collectiveなどから625万ドル(約7億円)を調達しました。Testlioはモバイルアプリを開発する企業に対し、テストプランを作成できるリーダーとテスターをマッチングし、開発作業にフォーカスしてもらうことができるサービスを提供しているスタートアップ。

ちなみにテスターは経験を持つスタッフを紹介制で集めることで質を担保しているとのこと。TestlioはTechtarsのアクセラレーションプログラム出身で、売上が昨年比500%というペースで成長しているようです。

チャットでユーザーを一括管理するIntercomがシリーズCで5,000万ドル(約56.5億円)調達

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ユーザー管理ツールのIntercomがBessemer Venture PartnersやIconic Capital等のVCやMark ZuckerbergやJack Dorsey等個人で投資を行う起業家からシリーズCで5,000万ドル(約56.5億円)を調達しました。Intercomは自社サービスやメディアに組み込む顧客サポートツールの一種で、ユーザーの状態に合わせた1to1のコミュニケーションを行うことでエンゲージメントを高めることができます。

ExpensifyやTrunk ClubといったスタートアップからIBMといった大企業まで10,000社が有料顧客としてサービスを利用しており、売上は数千万ドル規模と昨対比4倍程度に成長している模様。昨年は売上の85%、従業員の半数をR&Dに突っ込んだらしく、近々プロダクトのコア部分をリニューアルする予定とのことです。

提案書がどこまで読まれたかトラッキングできる文書共有サービスDocSendが800万ドル(約9億円)調達

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ドキュメントの共有・分析サービスを開発するDocSendがシリーズAで800万ドル(約9億円)を調達しました。提案書などをクライアントに送る場合、PPTやPDF形式のデータをメールに添付するのが一般的ですが、DocSendを使うと受信者が専用のビューワーで内容が確認できる形式に資料を変換、資料が開封されると通知が来たり、どのページがどの程度読まれたかがトラッキングできます。

どこで離脱したかが分かることで、資料のブラッシュアップができたり、顧客コミュニケーションの判断材料にすることが可能です。サービスは1ユーザーあたり月30ドルで利用することができ、DOMOやGreemhouse、Namelyなどスタートアップ中心にクライアントを増やしているようです。