インドネシアのコマース、Tokopediaは本当にさらなる1億米ドル(約113億円)を調達したのか?

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e27による訂正:初出記事でTokopediaの企業価値を2億4700万米ドルとしましたが、この報道が事実であれば、公式に発表されている調達金額の総額が2億4700万米ドル、というものが正しい情報になります。

週末にTech in Asiaが報じた、インドネシアのコマースプラットフォームTokopediaが1億4700万米ドルを非公開の投資家から調達したという件について、TokopediaのCEOであるWilliam Tanuwijaya氏はe27に対してメールで回答し、この報道の真偽については肯定も否定もしなかった。

この前に同社はSoftBank、Sequoia Capitalと既存株主であるSB Pan Asia Fundから1億米ドルの資金を調達している。

しかしながらもしこの新たな調達ラウンドが事実であれば、Tokopediaの総調達金額が2億4700万ドルに到達し、インドネシア初となるユニコーン企業のポール・ポジションを獲得することとなる。

2016年1月にTechCrunchは2016年のユニコーン企業リストにTokopediaを含めており、同社をSequoia Capitalが東南アジアで投資した初の企業であると指摘している。

2015年の9月に実施したTanuwijaya氏へのインタビューで、このTokopediaのCEOは同社がオンラインマーケットプレースのその先を目指していると話している。

「常々、我々は単なるコマース企業ではない、私たちはインターネット企業であると自分たち自身に言い聞かせています。コマースから始まりましたが、最終的にはインドネシア社会をインターネットを通じて高められるようになりたいと考えております」。

また、彼はこのようにも続けている。

「まだ公表はできませんが、わくわくするような新たな業態が間違いなく始まることになります」。

本誌ではTokopediaの新たな調達ラウンドはどういうものであれ、この新業態のためのものと推測している。

現時点でTokopediaは自身の力で80人から360人まで従業員を拡大させており、そのうちの何人かは多国籍スタッフや海外で働いていたようなインドネシア人が在籍している。

2015年9月までに同社は毎月の取引商品件数が750万件に到達していると発表している。また、Tanuwijaya氏はここ最近、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーにも選出されている。

【原文】

【via e27】 @E27co

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