株コミュニティアプリ「あすかぶ!」や FXシミュレーションアプリ「かるFX」、投信選びのサポートアプリ「Fundect」、投資信託のデータベースである「AssetArrow」など、様々な金融関連サービスをリリースしてきたFinatext。
2014年に創業した同 Fintech スタートアップが、トムソン・ロイター・マーケッツ(以下、トムソン・ロイター)との提携を発表した。今後、両社は国内外の金融機関、個人投資家向けサービスを共同で開発する。
Finatext はこれまで「あすかぶ!」「かる FX」「Fundect」などのアプリを運営してきたことで、ユーザの基本情報に加え、トレードデータなどの定量データやコメントを始めとした定性データなど、約25万人以上の投資に関するユーザデータを蓄積している。
蓄積してきたユーザデータに加えて、「あすかぶ!」における注目企業選定のアルゴリズムや「Fundect」における投信リストアップのアルゴリズムなど、アルゴリズムの開発も行ってきた。
今回の協業では、Finatext が持つユーザデータに加え、トムソン・ロイターが収録する世界の金融・経済情報及びニュースのデータを Finatext の AI 解析エンジンにより分析。より多角的な市場動向の解析、投資判断の推測、評価が迅速かつ簡便に提供できる「市場動向分析サービス」の開発を目指すという。
トムソン・ロイターとの提携を担当しているFinatextの石橋淳志氏は、
「ロイターから非常に価値のあるデータを提供してもらえるので、それに私たちの東大を背景とした学術や、AIなどの技術を用いることで、金融市場でまだ顕在化していない情報を組み上げ、新たな価値を生み出していきたいと思います。」
と今回の提携についてコメントした。
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