コンテンツプラットフォームのMediumが収益化手段の提供を開始する予定であるというニュースが注目を集めたのは、つい1ヶ月前のこと。同社は今週火曜日に公式にMedium for Publishersをスタートすることを発表した。
パブリッシャーがMedium上で収益を得られる仕組みは主に二つだ。
一つはプロモーション記事。意義の大きいオリジナルコンテンツを継続的に発信しており、熱心な読者を維持しているパブリッシャーやブロガーを選んで、それらに対してBose、Nest、Intel、SoFi、Volpi Foodesといった提携先のブランドによる記事をホストすることができるようにするという。
「これは、Medium上でブランドとパブリッシャーを結びつけて、価値のあるパートナーシップを生み出すための最初のステップだと捉えています」とコメントし「このプログラムを拡大し、コラボレーションの機会をさらに提供する予定です」と続ける。
また、収益化手段の二つ目は有料コンテンツ制度。限定的に、いくつかのコンテンツ発行者が会員限定のコンテンツとその他のメリットを読者に与えられるようにしているという。月間の会員費は直接発行者に支払われる仕組みだ。
プロモーション記事と有料コンテンツ制度はまだベータの状態で、今後さらに充実していくようだ。現在の収益化プログラムについては、こちらのMediumのページにもまとまっている。
また、今回の発表では既存のブログやサイトのMediumへの移行を簡単にすることも伝えている。「ゼロから始めることなく、アーカイブをMedium上のカスタムドメインに移動できる簡単なソリューションを開発した」という。既に、Medium上にコンテンツを移行する予定のパブリッシャーとしては、The Awl、Pacific Standard、Monday Noteなどが挙げられている。
収益化手段の充実で、Mediumはコンテンツプラットフォームとしてさらに成長していくことが期待できそうだ。
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