85歳の高齢者になった身体を疑似体験できる展示会「Genworth Aging Experience」

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ニュージャージー州にあるLiberty Science Centerに展示された「Genworth Aging Experience」。Applied Mindsが開発するもので、85歳になった時の生活を疑似体験できるものだとか。

専用ヘルメットとOculus Riftのバーチャルリアリティゴーグルを着用すると、まずは視力の衰えが感じられる。人の顔は見えるけれど、その境界線がボヤけているような状態に。加齢黄斑変性の疑似体験では、全体的にボヤけていた視界が、今度は視点の中央に大きな灰色の塊になって現れる。

ビーチを歩く歩行の疑似体験では、トレッドミルの上を歩く仕組み。歩くだけなら何てことないだろうと思いきや、一歩を踏み出すにも心拍数が急激に上昇するほど。5ブリックも歩くと、大量の汗が出てくる。

史上初めて、世界の65歳以上の人口が5歳以下の子どもの数を上回り、世界的に高齢化が進んでいます。ところが、老いについて人はあまり口にしたがらないため、相手の状況を理解できなかったり、自分自身も将来に備えたりすることが難しい。

こうして疑似体験できることで、自分の将来に備えるだけでなく、日常的に気が付いて人を助けられたり、また高齢者のニーズにあったプロダクトの誕生にも貢献してくれそうです。

via. Business Insider

 

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