スポットコンサル「ビザスク」、鳥取県と連携して県内の女性起業家を支援するプログラムを開始

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スポットコンサル「ビザスク」を運営するビザスクが、地方創生支援プロジェクトを開始した

「ビザスク」は、相談に対し個人が対面や電話で相談に応えるスポット制のコンサルティングサービスだ。現役の役職員、企業OB、フリーのコンサルタントなど、約15,000名がアドバイザーとして登録している。

ビザスクは、鳥取県が女性の起業支援施策として今年度から新たに企画した『鳥取県の未来に変革を!とっとり起業女子応援事業』の一部の運営委託を受け、地方創生支援プロジェクトの第一弾として鳥取県在住女性の起業サポートを行う。

具体的には、先輩となる女性起業家の経験に基づく講演やパネルディスカッションなど、女性の起業創業について考えるきっかけの場として『とっとり起業女子フォーラム』を開催するほか、「ビザスク」を通じて先輩起業家によるアドバイスを気軽に受けることができる機会を設けるというもの。

地方では、起業を増やそうという動きや女性の活躍を支援しようという動きがあり、女性の起業支援は各地で行われている。だが、女性の起業家の数は東京でも数が少なく、地方ではなおさらだ。

起業家の数が少ないというのは、起業する上ではマイナスとなる。起業家にとって、身近に相談できる人間がいることや刺激を受ける存在がいることは非常に重要だが、地方ではなかなかその環境は用意することが難しい。

”組織・世代・地域を超えて知見をつなぐ”をコンセプトにサービスを提供している「ビザスク」は、この課題の解決に取り組む。

「ビザスク」は鳥取に縁を持つアドバイザーを募り、特設サイトを作成。アドバイザーたちと鳥取の女性起業家とマッチングを行う。その土地で不足している人材を、ネットワークでカバーする狙いだ。

「ビザスク」は従来、マッチングでフィーをとっているが、地方創生支援プロジェクトにおいてはマッチングフィーをとらない。特設サイトの開設やマッチングサポートのためのフィーが、県から支払われるのみとなっている。

本プロジェクトにおけるアドバイザーの募集は、4月下旬から行われる予定。空き家をリノベーションしての店舗運営や、一次産業にまつわる事業など、地域にならではの起業もあるだろう。今後、「ビザスク」が地域における起業を支援するためには、これまで以上にアドバイザーたちの多様さが重要になるだろう。

このビザスクの取り組みは、鳥取だけではなく、各地でも展開可能なスキームだ。同社は、鳥取との連携を事例とし、各地へと活動を広げていこうとしている。ビザスク代表取締役の端羽 英子氏は、「ビザスクは今年、アドバイザーの数を増やし、様々な地域と連携を強化していきます」とコメントした。

ビザスクのこの取り組みは、クラウドファンディングやクラウドソーシングに加えて、また1つ地域への関わり方が生まれたと言えるのではないだろうか。

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