
Eventbriteは主催者と参加者のつながりを強化するため、Teespringと提携した。フェスティバル、コンサート、パーティーやソーシャルギャザリングでチケットを販売できるだけでなく、参加者はTeespringが提供するアパレルブランド品を購入できる。これはEventbriteのAPIプラットフォーム初のeコマース統合だ。
「マーチャンダイズとイベントは切っても切り離せないものです」とTeespringのCMO兼CROのRobert Chatwani氏は語る。「イベント参加者が情熱を表現し、時間を超えて自身の体験を拡大する一つの方法なのです。これまでは、主催者はイベント用にカスタマイズされたアパレルの制作という大きな壁を乗り越える必要がありました。TeespringとEventbriteの統合により、それは解消されます。イベント主催者はイベント用にアパレルをデザインし、数分で購入可能な状態にすることができるのです。」
3月にローンチしたEventbrite Spectrumはイベント管理会社のデベロッパープラットフォームであり、サードパーティーのサービスが自社商品を統合できる手段を提供している。Salesforceのモバイルアプリ、カレンダーと追跡管理、eメールマーケティングなど、これまで130件以上のCRMアプリによる統合を行った。これらのアプリはイベント企画とプロモーションの段階で役に立つものだが、eコマースの統合はEventbriteにさらにイベント全体を網羅するリソースを加えることになる。
TeespringはEventbriteのダッシュボードに直接組み込まれ、主催者は一度ログインするだけで必要な管理すべてをを行うことができる。アートワークをアップロードしてイベント情報を直接キャンペーンに移行することも可能だ。そこでEventbrite登録ページにTeespringをはめ込み、同社が参加者の注文を処理し完了できるようになっている。
株式公開を見据えて投資者に自社価値を示すためにも、Eventbriteにとってマーチャンダイズへの拡大は重要事項である。イベントグラフ能力に磨きをかける同社は、イベントを成功させ、魅力を高めるためのツールをもっと主催者側に提供しなければならない。ミートアップやパーティー、夜会の記念となるように、シャツや帽子といったカスタマイズされたブランドアパレルが入ったお土産入りバッグなど、参加者が登録時に受け取れるギフトはその一例になる。
また、主催者に追加の収入源を与えても損はないだろう。EventbriteはTeespringとの提携内容の詳細を公開していない。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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