<ピックアップ>This bicycle has 4GB of RAM
ハイテク中国企業が次々とグローバル市場へ進出しつつある。スマートフォンや動画配信などのサービスを提供しているIT企業、LeEcoもその一つだ。同社はアンドロイドスマートフォンを搭載したマウンテンバイク「Le Syvrac」をリリースし、大いに注目を浴びている。
Le Syvracは自転車だが同時にスマートフォンでもあるという、なんとも斬新なプロダクトだ。ハンドルバーに4インチディスプレーのアンドロイド端末が内臓されている。クアッドコアCPUと4GBのメモリを搭載するこのスマートフォンは、WiFiやBluetoothに接続でき、SIMカードも挿入できる。
サイクリング中に通話やメッセージの送受信ができるだけではない。その他にも以下のようなスマート機能を盛り沢山に備えたスーパーバイクだ。
- GPSによるナビゲーション
- 走行済みルートの記録
- 走行中、赤いレーザービームが自転車の左右に安全ラインを引き、周囲の自動車が接近し過ぎるのを防止
- ボタン一つで後輪をブロック、車輪を持ち上げるとアラーム音が鳴る盗難防止システム
- ハンドルのボタンで音量を調節できるスピーカーを内臓。サイクリングしながら音楽が聴ける
- スマートフォンのバッテリーはペダルを踏むことで充電可能
- ハンドルグリップに内臓したセンサーで心拍数を測定
- 手をかざすだけで点灯し、明るさを調整できるセンサー式ライトシステム
- ハンドル中央のカメラで動画を撮影可能
スマートフォン内臓の自転車は必ずしも必要なものとは言えないが、テッキーなサイクリストにはたまらないバイクかもしれない。同じく中国企業のAcerも自転車用カメラをリリースしたばかりだ。
すでに中国ではLe Syvracを購入できる。価格にはかなり幅があり、安価モデルは800ドル、総カーボンフレームのモデルは6,000ドル。Digital Trendsによると、今年末にも米国での販売を開始する予定だ。
via. The Verge
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