<ピックアップ>Now you can even have your clothes chosen by algorithm
寺田倉庫などから資金調達を行った『airCloset』や新品をレンタルできる『メチャカリ』、男性向けサービス『leeap』など、国内でも徐々に広がりをみせているファッションレンタルサービス。そんなファッションレンタルサービスのなかでも一際変わった、アルゴリズムによって服を選んでくれる男性向けサービス『Lewk』が米国から登場した。
前述した『airCloset』や『leeap』など多くのファッションレンタルサービスでは、サービスに専属のスタイリストを用意しており、それぞれのスタイリストがユーザーの好みや体型、手持ちの洋服などに合わせ人力で貸し出す服を選別している。これらのサービスには、スタイリストというファッションのプロが選んだ服という安心感や楽しみがあり、それを目当てでサービスを利用するユーザも少なくないだろう。
それに対し、この『Lewk』は人ではなく専用のアルゴリズムによってその人に送るコーディネートを決めるというものだ。同社のサービスページには以下のように紹介されている。
2016年の人間にパーソナルスタイリストをつける時間がある人などいるのだろうか? 『Lewk』があれば、スタイリストのもとに通うのに時間を無駄にせずに済む。我々は何年も費やし画期的なアルゴリズムを創り出した。その人の好みのスタイルをオンライン上での行動履歴から特定できるので、時間をかけることなく好みのものを受け取ることができる。
Lewkでは月79ドル(8,400円)で2着、149ドル(16,000円)で3着、399ドル(42,000円)で4着の服をレンタルすることができる。利用方法は非常に簡単で、ファッションに関する計6種類の質問に答えるだけだ。
1つ目はどの様なスタイルが好みか。クラシック、ヘリテージ、ロックンロール、スタートアップの4種類から選ぶ。2つ目は色味。カラーかモノクロームかを選ぶ。3つ目はフィッティング。クラシックかタイト(Fitted)かを選ぶ。
4つ目はインスパイアされる都市。選択肢は、ブルックリン、リグレービル、ミネアポリス、ハリウッド、パロアルト、マンハッタン、マイアミ、ラスベガス、シアトル、オースティン、アトランタ、その他だ。
5つ目はどうなりたいか。選択肢は、テクノロジスト、イノベーター、スタートアップオペレーター、マーケター、ライフセーバー、プロデューサー、銀行員、トレーダー、クリエイター、博愛主義者、よき父親、その他だ。
そして最後に服のサイズを入力すれば、あとはアルゴリズムが適切なファッションを用意してくれるというわけだ。事業としては、他のファッションレンタルサービスのようにスタイリストを雇い入れる必要が無いため、アルゴリズムを含めた開発に大きくリソースを咲くことができるだろう。
アルゴリズムが生みだすコーディネートは果たしてスタイリストを超えるのか。今後が楽しみなサービスだ。
via. The Next Web
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