2016年2月にイベント管理サービスから、コミュニティプラットフォームへとピボットすることを発表した「Peatix」が定額課金機能をリリースした。
「Peatix」のユーザはイベントを開催するにあたって、グループを作成する。定額課金機能では作成したグループごとに、年額または月額で会費を集めることができるようになる。同サービスは、海外でも展開しているが、定額課金機能はまず日本から提供を開始する。
定額課金機能では、グループ主催者が月額または年額の会費を集められる。会費の他に、別途入会費を設定することも可能だ。有料プランに参加したい人は、会費をクレジットカードもしくはコンビニ払いで支払うことができる。
グループ主催者は、定額課金機能を活用することで、活動資金を継続的に得ることが可能になる。すでにこれまでPeatixでイベントを管理していた「泡パーティー」などは「行き放題プラン」を用意するなど、機能の利用をスタートしている。
Peatixは、この他にも地域コミュニティの活動費集めや、NPO法人の継続的な寄付金集めなどに利用されることを想定しているという。
今回、有料会員機能を実装したことで、Peatixはよりオンラインサロンなどの既存プラットフォームとの領域が近くなる。前回の取材した際には、「Peatix」はあくまでオフラインでのイベントがメイン、とPeatix CEOの原田 卓氏はコメントしていた。
オンラインサロンサービスも、コミュニティを盛り上げるためにオフ会を開催することも多い。コミュニティを管理する際に、オフラインの場を絡めることはかなり重要なことだと考えられ、イベント管理の機能を持つ「Peatix」が、今から巻き返す余地は十分にある。
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