中国の〝変わり者向け〟SNS「右脳人」が約1億円相当を資金調達

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WeChat(微信)の投稿で差別されていると感じたり、ユーモアセンスが下品なために肩身の狭い思いをしたりしている中国のネチズンのため、自称変人にとって安全な場所「Right Brainer(右脳人)」という名の新しいアプリが登場した。

Right Brainer のウェブサイトは次のように説明している。

これは奇人変人をつなぐソーシャルプロダクトです。野放図な人々とトラブルメーカーを引き合わせ、社会不適応者たちが型にはまらない友人を見つける手助けをします。

Right Brainer における「変人」の多くは一物のミーム、乳首、コンドームジョークといった少しきわどい内容を得意としているが、毛深い男が裸でピンクの花柄のエプロンだけを着けているといった奇妙以外の何物でもないものもある。アプリでは Right Brainer ユーザによるアートワークやショートコミックといったオリジナル作品も紹介している。

ポイントとなるのは、想像力を掻き立てたり、「心を開かせるもの」(脳洞大開、脳の容量を広げるという意味)だと Right Brainer の CEO である Wei Zheng(鄭偉)氏は語る。

さまざまな状況下や時代の中で、誰もが「心を開く」可能性があると信じています。

「心の開放」を促すため、アプリはユーザに時間制チャレンジを課し、時間内に達成したユーザには風変わりでキッチュな賞品が授与される。例えば、「女性または男性に言い寄って成功した時のことを教えてください」というお題に返信すると、ユーザはタキシードを着た木彫りのアヒルがもらえる。また、ユーザは「クレイジーサウンド(風声)」に音声で答えることもできる。「クレイジーサウンド」では「最近嫌だったこと」を告白したり、「誰がいちばん口笛が上手いか?」を競ったりする。

中国のメディアサイト Pencil News(鉛筆道)に対し Zhen 氏は次のように語る(リンクは中国語)。

画像に吹き出しをつけるのも創造性の一環です。創造性に決まりはありませんし、敷居が高いということもないのです。誰もがクリエイティブで、誰でもクリエイティブなプロセスに参加する資格があります。

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Right Brainer のニュースフィードに表示された記事

北京を拠点とするこのスタートアップは、「狂気」とユーザの奇癖をクリエイティブソリューションへと転換させようとしている。ここでいうクリエイティブとはグラフィックデザインやビジュアルアートといった枠のあるものではなく、単に想像力のことだ。Zheng 氏によれば、Right Brainer はユーザが個人的な問題やニーズに対する解決策をクラウドソースで得るためのプラットフォームとして機能するという。

Right Brainer に寄せられるリクエストに対する規制はありませんが、オフラインやハイテクソリューションを要するリクエストは推奨しません。(Zheng 氏)

つまり、「眠れないから誰か話を聞かせてくれない?」「彼女がお金持ちの家の子なんです。どのようにプロポーズしたらいいでしょうか?」といった Right Brainer ユーザに馴染みのあるリクエストに準じたものがよいかもしれない。

Zheng 氏によると、現在(原文掲載日:5月3日) Right Brainer ではユーザによるソーシャライズとシェアのみが可能で、リクエスト機能は5月7日にローンチ予定だという。中国では、ユーザのインタラクションでマネタイズする前にまずコミュニティを築くという Right Brainer のようなアプローチが主流で、配車サービス企業の Didi Chuxing(滴滴出行)もしばしば利益よりユーザ獲得を優先している。

先週金曜日(4月29日)、同社はエンジェルラウンドで600万元(約92万7,000米ドル)を獲得したと発表した。また、4月初めにに JD のクラウドファンディングプラットフォーム(京東東城)で約700万元(約100万米ドル)を、2015年にはシードラウンドで200万元(約30万9,000米ドル)を Buttonwood Capital、Rice Bank、Taihuoniao(太火鳥)から調達している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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