加盟工場が1000件を越えたレンタルピットサービスの「ゴーゴーガレージ」、中古車個人売買支援サービスのモニター募集を開始

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福岡に拠点を構えるスタートアップ、インプルーブが運営するレンタルピットネットワークサービス「ゴーゴーガレージ」の加盟店が1000店を突破した。

「ゴーゴーガレージ」は、自動車の整備やカスタムを行いたいカーユーザと、全国の加盟工場とを結び付けるサービス。今年の2月に取材で話を聞いたときには、加盟店数は350店だったが、4ヶ月で大きくその数字を伸ばしている。

1000店の加盟店は全国に散らばっており、「ゴーゴーガレージ」はほぼ100%のカバー率となった。最近では、多い日には1日に40店舗ずつ加盟店が増えているそうで、「順調に伸びていけば10月には2000軒になるのでは」とインプルーブ代表取締役の植波孝仁氏は語る。

レンタルピットによる売上も、順調な工場では月で10万を超えることも起きているという。「ゴーゴーガレージ」は全国の工場に新たな仕事を作り出している。

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「ゴーゴーガレージ」は、新しい動きに着手する。最近では、フリマアプリ「メルカリ」でも自動車の売買が可能になり、「ヤフオク」や「モバオク」でも自動車に力を入れ始めている。この先、自動車の個人間売買のマーケットが成長するのは確実だと見られている。

一方、以前フリルが開発するバイクのC2Cアプリ「RIDE」を紹介したときにも書いたことだが、自動車やバイクのようなモノは個人間で売買しようとすると、他のモノと比較した際にステップが変わる。直接自分の目で状態を確認したり、契約の書き換え、高額の送料負担などだ。

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「ゴーゴーガレージ」では、こうした売り手と買い手双方に発生する負担を下げるために、中古車個人売買の支援サービスを開始する。「ゴーゴーガレージ」が、現車確認の代行や陸送・登録の代行を請負、全国の加盟店がサポートを行う。

中古車個人売買支援サービスでは、「遠方だと現車の状態を見て確認できない」「陸送の費用負担が個人依頼だと割高」「登録や名義変更が面倒」「買った後のメンテナンスが不安」といった買い手のリスクと、「現車の状態が伝わらずクレームになる」「名義変更の不実行によるトラブルがある」といった売り手のリスクがある。どうサービスでは、個人売買における双方のリスクを回避する。

植波氏「他の先進国と比較した際に、日本における自動車の個人間売買の比率はまだまだ低い状態。日本人でも個人間売買が進んでいくためには、間に入る存在が重要だと考えています。「ゴーゴーガレージ」がサポートに入ることで、日本で自動車の個人間売買を広げていくことができれば」

「ゴーゴーガレージ」はまず中古車個人売買支援サービスのモニター募集から開始する。これまではテストを兼ねて自分たちで利用し、今回のモニター募集で次のステップへと進む。さらなる検証を重ねて、10月頃に正式のリリースを目指す。

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