Snapchatが向かう先ーー「ソーシャルARプラットフォーム」とそのビジネス

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image Credit :Snapchat / pestoverde on Flickr

<ピックアップ> Snapchat has quietly introduced the world to augmented reality

最近、VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)というワードを聞く機会が増えています。理由はOculusやHTC、ソニーといったVRヘッドセット主要メーカーの第一世代製品がコンシューマーの手元に届くことが最も大きいのですが、それ以外にもソリューションの発達が目覚ましいことも挙げられています。

実はこのバーチャルリアリティ自体は非常に古くから存在しており、Wikipediaの記述を参照すると1900年代中盤から研究開発が始まり、その後、ある年代であれば記憶にある任天堂のバーチャルボーイなど幾つかのブームを経て今回が2度目、3度目の波と言われています。(この辺りの流れは新清士氏の著書、V Rビジネスの衝撃 「仮想世界 」が巨大マネ ーを生む 2 0 1 6・N H K出版にまとまっているので、ご興味ある方は手に取られることをお勧めします)

ローエンドのGear VR(スマホを差し込むタイプ)やハイエンドVRの没入感はこれまでにない体験性を与えてくれますし、コンテンツを制作する側も安価な360度カメラで手軽にFacebookなどのソーシャルへ共有できるようになっています。横浜DeNAベイスターズが始めている360映像などはプロ野球放送の新しい可能性を感じさせてくれます。

ちょっと前置きが長くなりましたが、こういった「目に直接インターネットをつなげる」コンセプトの可能性はまだまだ広がりがあり、ここにもひとつ、大変変わったアプローチで新たなビジネスの拡大を感じさせてくれる話題がありました。

Snapchatです。

Quartzの記事で、既にSnapchatは拡張現実の世界観を実現しており、ビジネスも開始しているのでは、という短い考察がありました。

確かにそうです。彼らはレンズというフィルタを顔にかぶせることでシェアしやすいコンテンツを生み出したのはご存知の通りですが、これはある種の拡張現実です。さらに言うと、彼らはこれでもう広告ビジネスも開始して成功を収めています。

Snapchat、2015年の売上は5000万ドル(60億円)を見込む

Quartzの記事ではSnapchatの媒体資料を元に、スーパーボウルで実施したゲータレードのキャンペーンでSnapchatのレンズが1億6500万ビューを稼いだことを取り上げています。(ゲータレードのレンズを使うとユーザーの頭から飲料水を被ることになります)

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この実際の情報を拡張させることのできる「ソーシャルARプラットフォーム」の可能性は、前述のレンズのようなモデルもそうですし、それ以外にも現在、Snapchatが開発していると噂されるグラスを使えば、また違った角度で日々のユーザーの生活ストーリーの中に企業のコミュニケーションを組み込むことができるようになるかもしれません。

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このソーシャルARプラットフォームについては先日、Facebookが発表したMSQRDのマスクライブ配信の発表にも通じるところがあります。例えば新作映画のプロモーションで、アイアンマンのマスクを被ったユーザーがライブ配信する企画があっても不思議ではありませんし、多分、コンテンツ次第で楽しく視聴し、自然と新作の映画のことを知ることになるでしょう。

ソーシャルARプラットフォーム、俄然と楽しくなってきました。

via Quartz

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