本稿は、パリと東京を拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。英語によるオリジナル原稿は、THE BRIDGE 英語版に掲載している。(過去の寄稿) This guest post is authored by Paris- / Tokyo-based venture capitalist Mark Bivens. The …
本稿は、パリと東京を拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。英語によるオリジナル原稿は、THE BRIDGE 英語版に掲載している。(過去の寄稿)
This guest post is authored by Paris- / Tokyo-based venture capitalist Mark Bivens. The original English article is available here on The Bridge English edition.
私はシリコンバレーネイティブだ。約40年前、この業界に初めて入った時の私の住処は、ゴールデンゲートブリッジの北にある島 Tiburon だった。東京での短い生活の後、私は幼少の頃の多くの時期を Los Altos で過ごした。シリコンバレーの真ん中にある、眠気を誘うような住宅街だ。私は、Cupertino にある Steve Jobs や Steve Wozniak と同じ高校に彼らから約20年遅れて通った。
HP、VisiCorp、Varian が、その時代でいうところの Google であり、Facebook であり、Box だ。起業家精神は自然発生的なものであり、誰かから学習を強要されるものではなかった。私は新聞配達の仕事を始めた15歳のとき、初めての起業家体験に遭遇したのを思い出す。それは近所に住む働き者の子供によるもので、彼は地元新聞の町内での配達を牛耳り、後に小遣いを渡して中学生を雇い配達を始めたのだ。San Jose Mercury News は大きなブランドだった一方、質の低い Peninsula Times Tribune は小売店にとって儲けが多いので、うまく補完関係にあった。
おそらく偏在する地震リスクのせいで(目の前をサンアンドレアス断層が走っていた)、その流行トレンドは、創造・拡大・破壊・再生というサイクルを繰り返していた。もちろん、テック企業をガレージでローンチしたギークたちの物語も存在するが、ドライクリーニング屋、ピッツェリア、アイスクリームパーラーといった小規模ビジネスを作った、ライフスタイル起業家の多くの事象について語られることは多くない。フェアチャイルドは後に半導体市場トップの座をインテルに譲り、アイスクリームパーラーはフローズンヨーグルトの店によってディスラプトされた。80年代に栄光を放った前出の3つのシリコンバレー企業においても例外ではない。今日でも HP だけは名前が残っているが、今日のビジョナリーカンパニーのリストを飾る象徴的存在とは言いづらい。
My Taxi India は駐留型の都市間タクシーサービスを提供、ドライバーに iOS / Android のアプリを持たせ、各種オンライン旅行サイトと API 接続し、顧客からのオーダーを受けられるようにする。帰路の顧客を確保できるため、ユーザは片道分の料金を支払うだけで済む。インドの銀行各社とも提携しているため、オンライン決済にも対応可能だ。現在119都市、1万ルートでサービスを提供。インドの GHV Accelerator、日本の日本交通から資金調達している。
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