セルフィーが3Dになるとどうなる?ーSnapchatが密かに関連企業を買収

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image Credit : Seene

<ピックアップ> Snapchat secretly acquires Seene, a computer vision startup that lets mobile users make 3D selfies

TechCrunchのレポートで興味深いものがありました。ティーンの間ではInstagramを超えたと言われるほどの絶好調ソーシャル、Snapchatがとある企業を2カ月ほど前に買収したそうです。

Seeneという3D・VR関連のコンピューター映像企業なのですが、ここはモバイルユーザーに3Dのセルフィー(自撮り)コンテンツを作らせてくれる技術を持っており、これによりSnapchatは3Dのセルフィーレンズを提供するのではないかと予測しています。また将来的にはVR方面の拡張も可能です。

彼らの技術はこの動画が分かりやすく、スマホカメラでくるりと自分の顔を撮影するとモデリングが終了、3Dのアバターを作ってくれます。

実はこの3Dカメラ、一時期ちょっと話題にしたこともあって、外付けのものやSeeneのようにスマホカメラで撮影するタイプのものなどがあったのですがそれ以降はあまり話を聞いていませんでした。(もしかしたらどこかの国で盛り上がっていたかもしれませんが)

スマホで3D写真が撮れるBevel、でもそもそも3D写真って必要?を解説します【ウェビナー】

TCのレポートによると一部を除く現在のエンジニアチームがSnapchatに参加するそうで、アプリの継続や買収の詳細についてはSnapchat側は何も教えてくれなかったみたいです。まあ、小さい人材買収なのでしょう。

それよりもやはり興味深いのは3Dでセルフィーやったらどうなるのか、という話です。Seeneには前述の3Dモデリングだけでなく、AR関連の技術もあり、例えばこんな感じで現実の世界にグラフィックを重ねるなんてこともできます。こんなのあったら絶対遊びますよね。

FacebookがSnapchat対策としてMSQRDを買収したのは記憶に新しく、また先月にはLINEも独自の自撮り動画アプリのeggを公開しています。

中国のCAMERA360や韓国のSNOWなどを含め、まだ国内でセルフィー(動画)一番手が決まり切っていない状況下でSnapchat対抗はどこになるのか、そして今回話題になったような3D方面の展開はどうなるのか、なかなか面白くなってまいりました。

via TechCrunch

 

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