本稿は、パリと東京を拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。英語によるオリジナル原稿は、THE BRIDGE 英語版に掲載している。(過去の寄稿) This guest post is authored by Paris- / Tokyo-based venture capitalist Mark Bivens. The …
本稿は、パリと東京を拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。英語によるオリジナル原稿は、THE BRIDGE 英語版に掲載している。(過去の寄稿)
This guest post is authored by Paris- / Tokyo-based venture capitalist Mark Bivens. The original English article is available here on The Bridge English edition.
連日、起業家やノマドワーカーでにぎわう、Mountain View 駅前の Red Rock Coffee。ここからも多くのスタートアップが生まれた。(撮影:池田将)
この連載のパート1では、シリコンバレーの物語を簡単に取り上げた。シリコンバレーについて、より詳しく振り返るなら、Piero Scaruffi と Arun Rao が書いた「A History of Silicon Valley」が最もよく包括しているかもしれないし、Robert Cringely の「Accidental Empires(邦題:コンピュータ帝国の興亡)」は、今日のウェブ時代の前にパソコン産業が築き上げられていった様子にフォーカスしている。ヨーロッパからアジアまで、あらゆる国々の政府が努力しているように、地元のコミュニティにシリコンバレーのモデルをコピーを試みる人にとって、シリコンバレーの物語を理解することは重要だ。
(2019年11月8日更新:WASSHA より2013年〜2016年に実施した調達をシリーズ A ラウンドではなく、シリーズ A のエクステンションラウンドに位置付けを変更するとの連絡を同社から受け、バックデイトで一部記述内容を変更しました。) 固定電話の普及率が、その国の工業化の度合を示すバロメーターだった時代がある。数十年前、中国の固定電話の普及率は、日本のそれを大きく下回っていた。しかし、モ…
Digital Grid では今年上半期までに、タンザニアの村々にあるキオスク650店舗でサービスを展開。年内には 1,700店舗にまで増やし、エンドユーザ100万人へのリーチを目指す。Orange Fab Asia の「Spring 2016 Season」バッチにも参加しており、アフリカ諸国でモバイルサービスやモバイル決済サービスを展開する Orange の協力を得て、今後は、西アフリカのセネガルなどへの展開も図りたいと鼻息が荒い。
Digital Grid はもともと、東京大学大学院の阿部力也教授の「電力ネットワークイノベーション(デジタルグリッド)」の研究からスピンオフしたスタートアップだ。このデジタルグリッドのコンセプトは、例えば、電話を使った音声通信が、固定回線の確保によるものから、モバイルネットワークや VoIP (Voice over IP) で使われるパケット交換に変わっていった考え方に似ている。日本では一般家庭においても電力の自由化が始まり、スマートメーターを設置すれば、どの電力会社からも電力が購入できるようになった。
Digital Grid は2013年の設立。これまでにシリーズBラウンドでの調達を終えておりシリーズ A のエクステンションラウンドで、東京大学エッジキャピタル(UTEC)、日本政策投資銀行、イノベーティブベンチャーファンド(NECグループとSMBCグループによる共同運用)、電源開発から総額9億円8億円を資金調達している。UTEC の推薦により、来週からはスタンフォード大学のアクセラレータ・プログラム「StartX」に、日本から初めてのスタートアップとして参加することが決定している。
Digital Grid は今後、電力供給以外にも、WASSHA に参加するキオスク店舗のネットワークを活かして、店舗でのリモートヘルスケアやテレメディシン(遠隔医療)、テストマーケティング、金融、リモート教育、コールドサプライチェーンなどの分野にも進出したい考えだ。6月30日〜7月2日に開催される Viva Technology Startup Connect にも出展するということなので、この期間にパリを訪れる機会のある読者は覗いてみるとよいだろう。
客がコースターにグラスを置くと、グラス下部の取り付け部分に埋め込まれた LED から発信されるランプ信号をコースターが受信。すると、コースターがキッチンのプリンターに情報を発信します。その情報が伝票として印刷されると、キッチンのスタッフがドリンクを用意。あとはそれをホールスタッフが客のもとに運ぶだけ。同じドリンクをおかわりするだけなら、わざわざ店員を呼び止めて注文する手間を省いてくれます。
今日からウェブやモバイルで360度 Photosを見ることはできるようになっているが、360 Photos機能はここ数日で順次公開されることになる。Facebookは幾つかの著名なブランド、例えばPaul McCartneyやthe New York Times、NASAといったところから360度写真の共有を開始している。