世界地図から仕事を探す「スタンバイ」アプリ公開、500万件からの即時地図検索を可能に

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国内HR Techを推進するビズリーチは6月28日、ウェブで展開していた求人検索サービス「スタンバイ」のスマートフォン向けアプリを公開した。利用は無料でiOS8Android4.0.3以降に対応。また、これに合わせてTVCMの放送も6月25日から開始したと伝えている。(放映は7月15日まで)

アプリ版のスタンバイはウェブと全く違うコンセプトで開発されており、求人者はアプリを立ち上げるとその現在地を勤務地としている求人情報がリストされ、検索条件を場所や移動時間、給与、カテゴリなどの諸条件で絞り込むことができる。

現在、スタンバイの利用ユーザーは6割が25歳から34歳の女性で、育児中の女性の4割が近隣での仕事を希望しているという調査結果もあるという。スタンバイのアプリではこういったニーズにあった仕事探しの方法を提供したいとしている。

アプリで地図から仕事を探すという体験

さて、2015年5月に完全無料を押し出して現れた求人検索サービスが大きく方向性を変えてきた。何よりもまずこの動きを見て欲しい。(筆者撮影)

スタンバイはこの記事にも書いた通りいわゆるIndeedタイプの求人検索だ。同サービスの開発を指揮する同社取締役の竹内真氏の話によれば、クロール対象となっているのは500万件で、毎週100万件ほどがアップデートされているという。動画を見てもらって分かる通り、非常にヌルヌルと快適に検索結果が表示される。

開発陣がこだわったのはスマホ時代の新しい求人検索体験だ。

「そもそもスタンバイが誰に何を提供するのか、そこまで立ち戻って一から考え直しました。当初はSEOドリブンな考え方だったのですが、未来はウェブではなくやはりスマホ。ここに賭けようということで出てきたアイデアが地図だったんです」(竹内氏)。

ヤフオクに対するメルカリが分かりやすい例だ。

ウェブがテキスト検索を中心としたキータッチだったのに対して、スマホはタッチやピンチなど、より指先での直感的な操作が主となる。こういった体験性の違いを仕事検索に反映させたところ、自然と地図に帰結したのだろう。

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確かに地図からの検索は非常に直感的だ。私も当初、仕事の検索は自分ができること、給与、そういった条件から探すという思考がこびりついていたので、場所からの検索を最初に持ってくることは想像していなかった。しかし、よく考えれば、自分が住んでいる場所から新幹線で勤務地まで通うことはよっぽど変わった条件でなければありえない。

つまり、生活圏内にて仕事をするということは結果的に自然なことなのだ。また、場所から探すことで、今まで自分になかったアイデアに触れることもできる。もちろん、前述の通り今回は主に近隣でのアルバイトやパートタイムといった仕事探しがメインターゲットになっているが、もう少し幅広い仕事探しにも使えるのではないかと感じた。

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なお、この新しい体験性を実現するため、竹内氏らは30名体制で開発を進め、即時に情報が表示できるようチューニングを重ねたという。

「例えば求人情報に勤務地がいくつか入ってる場合があるんですね。それを独自の手法でどこが本当の勤務地なのか、データから割り出して緯度経度に直し表示する、そういうことをやっているんです」(竹内氏)。

当然、地図は日本だけでない。現在はテスト的な表示としつつも、例えば商社のような全世界に勤務地を持つような企業の情報も各国で表示されるようになっている。

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ここまででもなかなか盛り沢山のスタンバイアプリだが、取材でもう一つ興味深い話を聞いた。その件についてはまたリリースされたタイミングでお伝えしたい。