<ピックアップ> 10 jobs that A.I. and chatbots are poised to eventually replace
以前、Amazonの倉庫番ロボットが効率化した数値をドイツ銀行グループが発表したということで話題になりましたが、その際「ロボットが人間の仕事を奪うんじゃなくて効率化されてより創造性の高い仕事に就くんだ」的な反響がありました。
個人的にも同意で、過酷で知識のあまりいらない「作業」についてはやはり言われた通り動いてくれるロボットが最適ですから、ここは彼らにバトンタッチしたほうが賢明でしょう。
一方で最近これまた話題の「人工知能」や「チャットボット」などはいかにも擬人化された名称ということもあって、その知識労働まで奪うんじゃないかという印象があります。現時点で実際はその一部をサポートするというのが正しい表現なのだと思いますが、VentureBeatに具体的な事例が10件、まとめられていましたので抄訳してご紹介いたします。(以下、記事の抄訳)
ウェブデザイナー・デベロッパー
The Gridは人工知能をベースにウェブデザインやコーディング、再デザイン、再コーディングを効率化してくれるサービス。ビジネスアイデアにいくつかの写真などを追加して、人間のフィードバックを反映させることで作業を実施してくれる。
オンラインマーケター
PrsadoはPRの仕事の半分を効率化する可能性を持っている。広告キャンペーンの売り込み文句や特定クライアント向けの個別メッセージなどを人工知能ベースで作ってくれる。この人工知能は人を説得することを教えられ続けている。
オフィス管理マネージャー
Bettyは英国でオフィスマネージャーとして働いているインテリジェント・ボット。ゲストやスタッフの受付、スタッフの勤務管理やオフィス備品管理などの役割を担っている。また機械学習によって彼女はオフィスの「知的マップ」を常に更新しており、個々の場所を閲覧できるだけでなく誰かが同僚のホッチキスを持っていったということまで把握することができる。
会計処理
Smaccは会計処理を自動化する中小規模の事業者向け会計サービスで、米国に存在する300万人の会計処理に関わる労働を効率化する可能性を秘めている。レシートを読み取って人工知能をベースに会計処理を実施してくれる。
ヘッドハンター
FlatPiの人工知能は最適な人材をランキングに分けて紹介してくれる。また、同サービスが出したチャットボット「Mya」は直接候補者に連絡してレジュメが現在どういう状況か彼らに教えてくれる。
ジャーナリスト
Wordsmithは人工知能によって速報などのニュースを書いてくれるロボット記者。人間はその編集の一部を実施するだけで記事の公開ができる。Wordsmithは大量のデータを読み解き、興味のあることを抜き出してそれらを簡潔なレポートにしてくれる。
編集者
Boldの人工知能は文章構成や明確さ、文字選定などを提案してくれる編集ロボット。
弁護士
Rossは人工知能をベースにした弁護士ロボット。適切な回答や調査作業、訴訟に役立つ最近の類似事例を常にアップデートして教えてくれる。
医者
Babylonは簡単な言語を理解し、症状の診断をしてくれる人工知能。日常の健康状態を追跡して将来的に発生するであろう病状も予防してくれる。英国の国立健康サービスでテスト中。
セラピスト
Ellieは人工知能セラピストで、感情を認識してくれる。キネクトセンサーのようなものを使って踊るだけでボディーランゲージを読み取り、人間がやるような方法(笑ったり、うなずいたり)で反応を示してくれる。
via VentureBeat
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