VR・AR分野を強化中のTwitterが今後取り組むべき10のこと

著者のRobert Scoble氏は、Uploadで客員起業家を務める。

Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat
Image Credit: Ken Yeung/VentureBeat

(本記事は、こちらの記事の抄訳になります。)

先週、UploadVRは、Twitterが元Appleのデザイナー Alessandro Sabatelli氏をディレクターに採用して、新しくAR・VRチームを立ち上げたことをお伝えした。だが、Twitterはそれ以上のことについては口を閉ざしている。

今回は、Twitterがどのような方向に進むべきかを伝えたい。その前に、TwitterとVRに関しての現状を簡単にまとめてみよう。

  • 来年、VRの販売数は何百万から何千万へと飛躍するだろう。Googleの取り組みDaydreamのおかげで、対応のAndroid端末が登場するだろう。
  • 最終的に、ユーザーはVRヘッドセットを使った何時間もゲームをしたり、映画を見たり、ジャーナリズムを視聴したりするだろう。
  • Google、Apple、Snapchat、Facebook、Microsoftといった主要な企業はVRまたはMR、もしくはその両方に何十億ドルという資金を投資している。
  • 空間コンピューティング(ユーザーインターフェイスが現実世界の上に重ねて作られているもの)は新しいユーザーインターフェイスであり、新しいユーザーインターフェイスに賭けようとしない企業は業界を去ったり、世界にとっての重要度が減少する傾向にある(例としてBlackberry、Nokia など)。
  • Twitterの成長はSnapchatやFacebookに比べると停滞している。そして、VRはソーシャルネットワークに対する人々の注意をさらに何分間分奪うものだ。
  • 低コストの360度カメラが既に市場に出ている

こうした現状を踏まえた上で、Twitterがバーチャルリアリティと複合リアリティの分野でするべきだと考えることを挙げてみたい。

  1. ハードウェアには手を出さないこと。巨大企業と競うことになるし、そのための時間やリソース、専門知識に欠ける。
  2. 完全に新しい、コンテキストに基づいたフィルタリングを考えるべき。Twitterはすばらしい人工知能チームを有している。彼らの能力を成果に結びつけるときだ。新しいフィルターを築くためにどのようにシステムに学習させるか、その方法を見つけるべき。
  3. リアルタイムの360度動画を見つける、シェアする上で最高の場所になるべき。来年末までに、トップレベルのカメラを有するチームと提携をするべき。
  4. 単にVR上でツイートを流すのではなく、全く新しいものを作るべき。
  5. これから登場するモバイルの世界とうまく提携すること。Googleと組むが自然だろう。なぜなら、Oculusはモバイル向けのもう一つのシステムとなるだろうから(Samsungが既に提携している)、GoogleのDaydreamのシステムにがっちり入っていく必要がある。
  6. 勝利への近道を考えるべき。Twitterの役員はそれほど鋭くないので、複合リアリティ(コンシューマに提供されるまでは少なくとも3年、もしくはそれ以上かかるだろう)を攻めるのに必要な資金をくれるかは疑問だ。
  7. 人工知能に大きな賭けをしていないのであれば、それは大間違いだ。コンテキストに基づいたリアルタイムのニュースはビッグになるだろう。だが、Twitterは本当の価値をユーザーに提供するようなAIをいかに作れるかを理解しているのか、世に示していない。
  8. モバイルにフォーカスするべき。モバイル向けのヘッドセットの売り上げが急成長するはずだ。
  9. 昔ながらのTwitterとは、ブランドと戦略の面で切り離すこと。Twitter in VRは、ノートPC上のTwitterとは別のものである必要がある。
  10. Twitterの新しいVRチームで、一連のクールなエクスペリエンスを提供すること。そのために、現時点では何千万ドル、もしくはそれ以上かかるかもしれない。

まずは、最短距離での勝利をつかみ、それからMagic Leapやホロレンズといった未来に向けて取り組むべきだ。

健闘を祈る!

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】