撮りたい瞬間を逃さないーーウインクで撮影できるウェアラブルカメラ「Blincam」がクラウドファンディング開始

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ウェアラブルデバイスが市場に登場するようになって、しばらく経つ。スマートウォッチやフィットネストラッカー等は浸透の兆しが見え始めているが、ウェアラブルグラスのほうはいまいち。そんな現状を変えてくれそうなデバイスが「Blincam」だ。

「Blincam」は、まばたきで撮影可能な小型カメラ。既存のメガネにアタッチメント形式で取り付けることができ、Bluetoothでスマートフォンと接続して、撮影した写真をアプリ上で管理することができる。

同デバイスは、目の周辺の動きを感知してシャッターを切る。まばたき程度では反応しませんが、「ギュッ」と強めにウインクをするとシャッターが反応する。同ウインクセンサーは、現在特許出願中だという。

「子どものふとした表情をすぐ撮影できたら」ーーBlincamの高瀬昇太氏のそんな思いからこのデバイスの開発はスタートした。

既存のメガネにアドオンできるーーまばたきで撮影可能な小型カメラ「Blincam」を開発する高瀬昇太さん [THE BRIDGE Fes]

2016年2月には、本誌が主催するイベント「THE BRIDGE Fes」に出展。最近では、「Slush Asia」等にも出展している。数々のイベントでデモを披露しながら、高瀬氏は「Blincam」の開発を進めてきた。

Blincam makuake

α版の開発を行なってきた「Blincam」だが、本日Makuakeにてクラウドファンディングをスタート。開始から数十分というわずかな時間で目標金額の100万円を達成している。

同社は今後、8月にサンプルテスト、テストマーケティングを開始。9月には「Tech Crunch Disrupt in SF」に出展し、11月にはKickstarterにて海外クラウドファンディングを行う予定だ。

Makuakeにて先行販売を行った分については、12月には製品を出荷し、同時期にアプリもリリースするそうだ。2017年には、CES、SXSWといった海外イベントへの出展を経て、量産開始する予定。Amazonや一部量販店での販売開始は、2017年春頃の想定しているという。

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