
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat
(こちらの記事の抄訳になります)
Number26は、ピーター・ティール氏が支援しているモバイルバンキングスタートアップで未来の銀行口座をつくろうと試みている。同社はついに銀行業務のライセンスを受け取った。これは、欧州全域でEUの下で事業を運営するための完全な承認を得たことを意味する。同社はまた名称をN26に変更することも発表した。
2013年にドイツのベルリンでMaximilian Tayenthal氏とValentin Stalf氏が創業したN26は「モバイルファースト」の銀行口座を提供する。米国のBankMobileやSimpleが提供するサービスに似ており、8分の申請で口座を開くことができる。
当初はドイツとオーストリアのみでサービスが利用可能だったが、のちに欧州全域の6カ国に事業を拡大し、現在は20万のユーザーを有する。
これまで、同社はドイツ拠点の金融サービス企業で銀行業務のライセンスを持ち、ドイツの法規制の元で運営していたWirecardと提携していたため、事業を運営することが可能だった。
ドイツの連邦金融監督庁と欧州中央銀行によって発行されたライセンスを有したことで、N26はより自分の決断で事業を運営し、バンキング領域全体にわたって「根底にある構造とテクノロジーを改善することができる」。
「このライセンスによって、さらに革新的な製品を数週間以内にローンチすることができます」とN26のCEO、Markus Gunter氏はコメントしている。
N26は、これまでに5000万ドルを調達しており、先月には4000万ドルの調達ラウンドを終えたばかりだ。
昨年、VentureBeatが取材した際には、共同創業者・CFOであるTayenthal 氏はフィンテックのスタートアップとの提携を通して、口座を確認できる以上の領域に参入したいとコメントしていた。TransferWiseと提携することで、顧客がアプリ上で安価な海外送金サービスをできるようにしたことで、その目標も達成している。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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