数秒で消える、瞬間的な写真を共有する機能で知られてきたSnapchatですが、その機能が大きな転換期を迎えようとしています。なんと、撮影した写真の「スナップ」や動画コンテンツの「ストーリー」を保存できる新機能「Memories」が追加されることが発表されました。
スナップやストーリーが気に入った場合、下部のボタンから保存でき、カメラボタンを上にスワイプすると、保存したそれらのメディアが見れるようになるそうです。また、見たいものをすぐに探し出せるキーワード検索機能もあるとのこと。
また、過去のスナップをつなぎ合わせて新たにストーリーを作り出すこともでき、「アニバーサリーや誕生日を祝うために、過去のいくつかのスナップを見つけて、つなぎあわせ新しくストーリーを作ることができます」とも謳っています。
古いスナップを自分のストーリーに使った場合には、そのスナップがリアルタイムのものではなく、過去のものであることが表示され、過去のスナップかどうかの判別は簡単にできる仕組みにもなっているとのこと。
その他、ティーネイジャーが「仲の良い友人や恋人以外には見せるには恥ずかしい」写真を送りあうことでも知られるSnapchatですが、あやうく恥ずかしいスナップが他人の目に触れることがないように「My Eyes Only」という自分だけが見れるカテゴリーにスナップを保存できるようにもなっているそうです。
今後この「Memories」機能は、数ヶ月かけて徐々にユーザーに展開されるとのこと。
「瞬間的な写真を共有する」という、Snapchatのアイデンティティにも近い機能が大きく変化するわけですが、それも著しい成長ゆえにユーザーの要望が高まっていることを表す変化であるともいえるかもしれません。
先月のBloombergの報道によれば「Snapchatが現在1億5000万人のデイリーアクティブユーザーを保有している一方、Twitterが1億4000万人を下回っている」とも伝えられていますし、利用時間ではInstagramを抜いたという調査結果も出ています。
この新しい「Memories」機能が、Snapchatユーザーの使い方を大きく変えることになるのは間違いなく、FacebookやTwitterにとっては大きな脅威となることでしょう。
SNSまわりの競争がますます面白くなりそうです。
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