タイ初の国際スタートアップイベントのピッチバトルで、運送会社のマーケットプレイス「GizTix」が優勝 #TechsauceSummit2016

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本稿は、7月23日〜24日にバンコクで開催中の「TECHSAUCE SUMMIT 2016」の取材の一部。

TECHSAUCE SUMMIT 2016」はタイで初となる国際スタートアップ・カンファレンスで、タイで WeWork に似たコワーキング・スペース・ネットワークを展開する「DISCOVERY HUBBA2015年の資金調達後に改称、以前の名前は HUBBA)」と、THE BRIDGE のメディアパートナーでもあるタイのスタートアップ・ニュースメディア「ThumbsUp」が共同で運営している。

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のべ約3,000人を集めたこのイベントの終盤、グロースステージのスタートアップ7社がしのぎを削るスタートアップバトルが開かれ、タイを拠点に運送会社のマーケットプレイスを運営するスタートアップ「GizTix」が優勝した。優勝者には賞金25万バーツ(約75万円相当)と、マイクロソフトの製品無料利用権12万ドル相当が贈られる。

このピッチセッションの審査員を務めたのは、

  • Polapat Arkkrapridi – Managing Director, Corporate Venture Capital at Digital Ventures
  • Sompoat Chansomboon – Director, Business Innovation, dtac Accelerate
  • Thanapong Na Ranong – Head of Venture Capital, InVent by Intouch Holdings
  • Albert Shyy – Principal, GREE Ventures
  • Saemin Ahn – Managing Partner, Rakuten Ventures
  • Victor Chua – Investment Director, Gobi Partners
  • Jeffrey Paine – Founding Parnter, Golden Gate Ventures

【優勝】GizTix(タイ)

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GizTix は、タイを拠点とする運送会社のマーケットプレイスで、日本を含む8カ国で利用可能だ。運送会社の手配は一般的に手間のかかるプロセスを必要とするが、GixTix では150社の運送会社と提携しており、チャットで見積を依頼してから、最長でも国内配送なら2時間以内、ASEAN 内配送なら10時間以内、ヨーロッパや北米向けの配送なら2日間以内に見積価格を受け取ることができる。

配送状況についても、リアルタイムでトラッキングが可能。タイのテレコム企業 DTAC のアクセラレータから2015年に輩出。500 Startups のタイ向けマイクロファンド 500 Tuktuks や KK Fund から資金を調達している。

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AIRPORTELs(タイ)

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AIRPORTELs は、バンコク市内を対象に、ホテルや家と空港の間を、重さにかかわらず、旅行カバン1個につき350バーツ(約1,070円)で届けてくれるサービス。ホテルや空港のコンシェルジュで荷物をドロップしたり、ピックアップしたりできる。

荷物を持ち歩く必要がなくなるため、ユーザは空港に着いてからホテルに立ち寄らずにそのまま遊びに出かけたり、外出先からそのまま空港に向かったりすることができるようになる。3日間まで無料で荷物を預けておくことも可能。

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Drvr(タイ)

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DRVR は、アジア地域におけるトラック運送効率を分析するプラットフォーム。運送の世界に IoT を持ち込むことで、運送ドライバーの行動分析を行い、より効率のよい運送パターンを創出することを支援する。

ミャンマーで Minimal Viable Product を開発し、ドライバーの運転習慣を改善することで、燃費の効率化に寄与することを確認した。

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Everex One(タイ)

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Everex は、ブロックチェーン技術を使って、国際送金・クラウドレンディング・クラウドファンディングなどが行えるプラットフォームを開発するスタートアップ。商品先物、エクイティなど、形のあるすべてのものをブロックチェーンでデジタル化することをビジョンに据える。

バンコクには東南アジアの近隣国、特にミャンマーから多くの外国人労働者がやってきているが、現在、提供している国際送金サービスでは、彼らが給料の一部を母国に住む家族に送金するのに利用されている。将来的には、Ethereum を使ったスマートコントラクトの分野にも進出する予定。

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FINNOMENA(タイ)

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FINNOMENA は、投資家が偏りの無い記事、調査、ソーシャルトレーディング、投資ツールをみつけられるクラウドソーシング・プラットフォームを開発するスタートアップ。

先月、パーソナルウェルスアドバイザー「NTER」を開設し、このプラットフォーム上では、7つのウェルスプランを提供し、グルー(投資成績のよいプロ)が考えた資産ポートフォリオを共有し、ユーザはそれらの中から自身に合ったポートフォリオを選んで、投資を実行することができる。

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Piggipo

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Piggipo は、複数のクレジットカード、クレジットカードでの支払履歴を1つのモバイルアプリで管理できるソリューション。アメリカの Mint、日本のマネーフォワードのタイ版目指す。

アプリ上のプレミアム機能、カード会社からのスポンサーシップなどでマネタイズ。アプリは、iOS と Android で利用できる。タイのモバイル会社 DTAC のアクセラレータと、タイの電子出版/UGCプラットフォーム Ookbee からシード資金を調達。

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PlanforFIT

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PlanforFIT は、一人一人のユーザに最適化されたブループリントを示すことで、確実かつ簡単に痩せられる方法を提供。

このアプリを使うことで、食事量を2倍、運動量を半分にしたユーザでさえも94%が減量に成功した。ユーザリテンション率は35%と高く、多くのユーザは友人による紹介で、このアプリを使い始めている。

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なお、アーリーステージ・スタートアップ10社の中からは、レストランが新鮮な農作物を農家やサプライヤーに直接オーダーし、デリバリを依頼できるマーケットプレイス「FreshKet」が優勝に選ばれた。FreshKet には賞金10万バーツ(約30万円)と、マイクロソフトの製品無料利用権10万ドル相当が送られた。

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