第2四半期レポート:新ユニコーンは10社、IPOは1件、Uberは世界最大ベンチャーに

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
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(本記事はこちらの記事の抄訳になります)

今四半期の対前年比の資金調達は、合計調達額が増し、調達件数は減少する結果となった。

2016年の第2四半期は、33のユニコーン企業が合計で251億ドル、41回の資金調達を行った。2015年の第2四半期に比較すると、その合計額は70パーセント多いが、調達回数は前年同四半期は69回だった。

企業の評価額に関しては、評価額を増したのは20ラウンド、変わらないのが11ラウンド、下がったのが2ラウンドだった。連結評価プログレッションはプラス750億ドルで、今のところは非常に健全な状態であることを示している。少なくとも、10億ドルの評価額に達したUnicorn Clubの企業にとっては。

【2016年の第2四半期】ユニコーン評価額

Above: Valuation progression of 22 unicorns in Q2 2016. Image Credit: VB Profiles (Disclosure: VB Profiles is a coopertative venture between VentureBeat and Spoke Intelligence.
上: 2016年第2四半期の22のユニコーンの評価額の発展
Image Credit: VB Profiles (開示: VB Profiles はVentureBeatとSpoke Intelligencegが協力しているベンチャーである)

2016年第2四半期に新たにユニコーンとなったのは10社

ユニコーンクラブは緩やかなペースながらも、新しい企業を迎え入れ続けている。2015年第2四半期に新たにユニコーンとなったのは25社だった。ユニコーン数の伸びは2015年の後半になってスローペースになり、第3四半期は15社、第4四半期は13社だった。この緩やかなペースは続いており、2016年の第1四半期は11社、第2四半期は10社である。

第2四半期で新たにユニコーンとなった企業の一部をまとめると以下の通り。

Human Longevity健康的で能力の高い状態で人の寿命を伸ばすことに注力している、遺伝と細胞学セラピー企業。

LianjiaHome Linkとしても知られる。中国のオンライン・オフライン不動産サービス市場の7パーセントのシェアをもつ。

iCarbonX消費者の生活に関するビッグデータ、インターネット、人工知能を組み合わせて、デジタルライフのエコシステムを築くことを目指している。

Pivotalクラウドネイティブなプラットフォームをつくり、世界の大手ブランドの多くを対象にソフトウェアイノベーションを促進する。世界中に何百万もの開発者がいる。

Age of Learningいくつもの賞を受賞したABCmouse.com Early Learning Academyをつくり、活発に開発に取りくんでいる急成長企業。

Ping An Good Doctor予防的な看護ケア、医師の訪問に関するガイダンス、診断後サービス、慢性的疾病の管理、服薬アラートなどを文章、写真、音声、動画で提供するヘルスケア・医療サービスアプリ

Zoox自動走行の乗り物を開発し、大規模にその技術を展開するために必要なエコシステムを開発する。

Cylanceサイバーセキュリティ関連製品・サービスのグローバルプロバイダー。企業、政府、エンドユーザーが先を見据えながら世界で最も難しいセキュリティの課題を解決する方法を変えることを目指す。

Liepinコミュニティをベースにした人材採用サイト。

IPO1件、買収2件、Uberが世界最高評価額のVC支援スタートアップに

  • TwilioIPOで1億5000万ドルを調達。12億3000万ドルという評価額に対する販売レンジを上回るものだった。Twilioは、VCによる資金調達をしてきたテック企業で今年上場をした企業としては2社目。高評価額のスタートアップが、金利が不安定な市場でIPOを申請することをためらっているという背景がある。
  • 中国最大の配車アプリ Didi Chuxingは、5月にアップルより10億ドルを調達。中国はアップルにとって最大の市場となりつつあり、Didiはアップルの自動走行車の最大の顧客となる可能性があるからだ。その1ヶ月後、同社は73億ドルを借入とAlibabaを含む複合企業体からのメザニン投資で集めている。
  • Uberはサウジアラビアの政府系基金から35億ドルを調達し、中東での拡大における強力なパートナーを獲得した。この投資によって、Uberの評価額は625億ドルとなり、VCから資金調達をしている企業としては世界最大の評価額の企業となった(注記:現在の評価額は680億ドルまで上がっている)。同社は2014年の初期からサウジアラビアで事業を開始している。同国の13万の乗客のうち8割が女性だ。
  • Alipayを運営する中国のeコマース大手Alibabaの子会社、Ant Financialが40億ドルの資金調達ラウンドをクローズし、その評価額は600億ドル近くになった。これによって、Uberに続いて、二番目に評価額の高いテクノロジー関連私会社となった。

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本記事はシリーズUnicorn Landscapeの一部です。シリーズの他の記事はこちらから。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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