インドネシアのニュースアグリゲーターアプリ Baca は先日、暴力的でわいせつな広告を使ったとして論争に巻き込まれ、ネチズンから排斥されたことを発端に Google プレイストアから姿を消した。
Baca の COO である Jimmy Sie 氏は本日(8月13日)、ついにこの件に言及した。
彼の話によれば、同社は30社以上のデジタルマーケティングエージェンシーに広告を委託しており、この件については「同社の手の届かない範囲のこと」であり、承認はしていないという。
彼は声明で次のように述べている。
デジタルマーケティングエージェンシーは同社が承認した広告のみパブリッシュすることに同意していました。しかし、この件ではそれが順守されず、ユーザから強い反応が出る結果となってしまたのです。
また、同社が今後委託会社に対して規制を強化すること、違反したエージェンシーとは既に契約を破棄したことを付け加えた。
弊社は常にデジタルワールドに寄与したいと考えています・・・わいせつや暴力といった下品なニュースを意図的に流したのでは決してありません。すべてのニュースは厳正な規定に沿った倫理的なものとして適切にパブリッシュされています。(Sie 氏)
Sie 氏はまた、アプリが Google プレイストアから消えたのはこの件との関連だけではなく、技術的な問題があったためだと説明した。
Google と話をし、広告の件についてどういった経過で何が起こったかを説明しました。Google のポリシー違反については指導を受け、弊社アプリを改善しています。(Sie 氏)
同社によると、Google はプレイストアでアプリを再公開したという。
「この件でご迷惑をおかけした皆様に深くお詫びを申し上げます。今後はより安全で皆様のお役に立てるデジタルワールドを作っていきたいと存じます」とSie 氏は締めくくった。
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