
Credit: Swell
この文章を書いている今、Swellyボットのデイリーアクティブユーザーの数は3万3349で、送信されたメッセージ数の合計は53万3176件になる。
Swellのチームがボットは面白い場所になるかもしれないと初めて考えたのは約2ヶ月前のことだ。私たちは常にSwellはマルチプラットフォームのソーシャルネットワークで、ユーザーが意思決定の際に手助けが必要なときに簡単にアクセスできる場所であるべきだと考えていた。私たちの長期的なビジョンは、人々がより良い決断をできるようにお手伝いをするテクノロジーを築くことだ。
例として、デートのために完璧なレストランを見つける、レンタカーを近くで見つける、今夜着るのに良い洋服はなにか知る、自分のプロダクトに適したロゴを決めるといったもの。
Swellのコミュニティーがどんな質問にも数秒以内に回答し、あなたは自分のニーズに合わせて、物知りのユーザーが集まるパブリックなコミュニティやコミュニティの専門家、友人に質問をすることができる。
Swellが生まれるまで
私はSwellのアイデアを思いついたのは、オーストリアでファッションのお店を運営していたときのことだ。
多くの人が何も買わずに店を後にしていた。オーナーとして、その理由を特定する必要があった。
何も買わずに店を去る理由の多くが、彼らが決断できないことによると分かった。私たちが話しかけた人の40パーセントが、決断ができない、また販売員の意見は偏っている可能性があるため信頼できないと回答した。
Swellのアプリによって、こうした問題をなによりも速く解決できる、できる限りシンプルな経験をつくった。
ProductHunt上でSwellアプリを6ヶ月前にローンチした。
ユーザー獲得のためにボットを使う?
とはいえ、アプリ競争に参入して、ネイティブアプリのユーザーを増やすために5ヶ月を費やしたので、私たちは初めはボットを新しいマーケティング手法・ユーザー獲得チャンネルであると考えた。なので、私たちはFacebook Messenger用にSwellyを開発して、ProductHunt上でローンチした。ボットにトラッフィックを集めて、そのユーザーをアプリを使ってもらうようにできる限りのことをしようと考えたのだ。
多くの努力をした。「アプリをダウンロード」ボタンを追加したり、どのスマートフォンをユーザーが使用しているか理解しようと努めた。
問題は、こうしたアプローチによってスムーズなユーザー体験が一部損なわれたことだ。Swellyは初期にかなり良いトラクションを集めて、すぐにボットはアプリのコミュニティとつながっている、より機能的で独立したプラットフォームになりうると分かった。ボットは単なるユーザー獲得チャンネル以上のものだった。
数字を公開
新ユーザー:101.539
現在のDAU:33.454
新デイリーユーザー平均:1259
メッセージ数の合計:1.826.741
過去7日間
新ユーザー:50.406
現在のDAU:7909
新デイリーユーザー平均:7200
メッセージ数の合計:1.067.245
今日
新ユーザー:31.101
現在のDAU:33.477
メッセージ数の合計:536.009
各プラットフォームをいかに活用したか
Facebookメッセンジャー
Facebookメッセンジャーは巨大なユーザー数をもつ。検索機能は弱く、データは多い。
メッセンジャーの検索機能において、トップに上がるのに3週間かかった。トップになって以来、何度かすばらしいトラフィックを得られた(1日の新しいオーガニックユーザーが1000-3000)。

Credit: Facebook
Facebookメッセンジャーの最も良い点は、収集できるデータだ。ユーザー名とプロフィール写真、性別、場所情報、時間帯などといったデータを得られる。
ユーザーデータを得られることによる明らかな利点として、よりパーソナライズされたフィードができ、スマートな通知スタイルのメッセージをユーザーに戻ってきて欲しいとリマインドする際に送ることができる。
Kik
Kikはすばらしい検索機能がある。データの面では弱いが、Swellyにとっては最高のユーザーをもつ。
KikとそのBot Shopは新しいボットを簡単に探すことができる場所だ。私たちも初日からユーザーを得ることができた。現在、エンタメカテゴリーで4位にランクしているため、全KikユーザーがBot Shopを開いたときに最初にSwellyを目にしている。

Kikに関するその他のすばらしい点は、チームだ。彼らは簡単にアクセスでき、対応も速く、技術的な問題があったり、ただ最高のユーザーエクスペリエンスを築くための方法についてチャットしたい時も、可能な限りサポートしてくれる。
それから、KikのチャットインターフェイスはFacebookのものよりも好きだ。テキスト画面にボタンを付けるといった、素敵なことが実行可能だ。
Kikの唯一の欠点は、データがほとんどないことだ。基本的にユーザー名とプロフィール写真のみ。他のデータに関しては、スマートな質問を通して後から収集する必要がある。
Kikのいいところはユーザーが若い点だ。ティーネイジャーや20代前半のユーザーは私たちにとって最高のユーザーで、より良いフィードを得るためならデータも提供してくれる。
Telegram
このプラットフォームのインターフィイスはすばらしいが、多くのデータを提供してくれない。ターゲットユーザーの点からみても、私たちには合わない場所だ。

Credit: Telegram
(この投稿は当初Mediumに掲載されたものです)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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