中国のインターネット大手LeEco(楽視)、約3,000億円を投じ自動運転EVの工場を伴ったテーマパーク建設を発表

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Leshi

中国のインターネット巨人 LeEco(楽視)は水曜日(8月10日)、浙江省に自動車工場とエコ自動車体験ができる施設を建設するため、200億人民元(約3,000億円)を投資する予定であると発表した。

この施設の広さは2.87平方キロメートルで、内部には年間40万台生産可能な電気自動車工場が含まれる。自動車生産施設への投資額は総額で120人民億元(約1,800億円)になるとしている。第1期の投資は60億人民元(約900億円)に設定され、年間の生産量は20万台になる見込みだ。第2期は、第1期から2年以内に開始される予定。

LeEco の CEO で創業者の Jia Yueting(賈躍亭)氏は、この工場が、独自の知的所有権のもと生産される、中国初のハイエンドカー(Dクラス)組立ラインを擁することになるだろう、と語った。

投資額の残りは、顧客がコンセプト自動車プロジェクトや他の関連技術を体験できることになる、自動車テーマパークに費やさられる見込みだ。

計画によれば、この自動車エコタウンで使われる全ての車は電気自動車で、共有され、自動運転される。さらに LeEco は、音楽、スポーツ、映画などのコンテンツリソースもこのエコタウンで利用する予定だ。

LeEco(旧称 LeTV)は、2004年にビデオストリーミング・サービスプロバイダとして事業を開始した。同社はスマートデバイス、クラウドコンピューティング、映画製作へと、急速に事業を多角化した。

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LeEco の電気自動車プロジェクト「LeSEE」は2014年にローンチし、同社は Aston Martin や GAC Group と提携した。4月には、自動運転可能な完全電動コンセプトカー LeSEE を披露した。

LeEco の創業者 Jia Yueting 氏は、アメリカの電気自動車スタートアップ Faraday Future にも投資している。Faraday Future は昨年、ラスベガス近郊に10億ドルをかけて工場を建設することを表明している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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