位置情報分析のナイトレイ、ポケモンGOの人気スポットを地図上に表示する「Pokémon GO Insight」を正式リリース

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東京に拠点を置き、位置情報データのアナリティクス技術を開発するナイトレイは3日、ポケモンGOの人気スポットやレアポケモンの出現情報を地図上に表示するウェブサービス「Pokémon GO Insight」を正式リリースした。ポケモンGOユーザのソーシャルメディア投稿を解析することで、どのスポットにどのようなポケモンが出現しているかを俯瞰的に把握することができる。

ポケモンがどこにいるかを探す上では、POKEVISION や PokeWhere などのサービスが使われてきたが、ポケモンGO開発元の Niantic の意向により、これらのサードパーティーからポケモンGOサーバやデータへのアクセスが遮断されたため、7月31日以降は POKEVISION や PokeWhere では情報を提供できなくなっている。対して、「Pokémon GO Insight」は、あくまでポケモンGOユーザが投稿したソーシャルメディア上のデータを元にしているため、将来的にも Nianteic の影響を受ける恐れが低い。

ナイトレイはこれまでに、ソーシャルメディア上の投稿から得られた位置情報を分析することで、企業がマーケティングなどに活用できる「ナイトレイGISメッシュデータ」や「inbound insight」といったサービスを展開している。ポケモンGOがリリースされてから1週間後の7月下旬、ナイトレイは同社が持つ解析データやリソースを応用することで、ポケモンGO の人気スポットが地図上に表示される「PokemonGo Popular Spot」をリリース。今回、レアポケモンの出現情報表示を改善するなどし、Pokémon GO Insightとして正式リリースに至った。

現時点で人気スポットとなっているのは、大阪の扇町公園、東京の世田谷公園、名古屋の鶴舞公園など。THE BRIDGE では、Pokémon GO Insight 上の情報更新頻度や日本国外へのサービスの拡張の可能性などをナイトレイに問い合わせているが、現時点でコメントは得られていない。

<8月3日16:40更新>

ナイトレイから回答が寄せられた。データについてはリアルタイム解析を行っているが、ウェブサイトへの更新反映は1週間単位とのこと(ポケモン配置が大幅に変わるため)。また、ニーズがあれば、都市単位でサービスを海外拡大させる可能性もあるとのこと。

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