今後10年で人間を火星に送るという Elon Musk 氏の計画は、SpaceX の「惑星間輸送システム」という勿体ぶったような動画の公開によって少し現実味を増したようだ。
これはドラマティックなシミュレーション映像と宇宙的な音楽を合わせたティーザークリップでしかないが、Musk 氏は太平洋標準時の本日(9月27日)午前11時半(東部標準時の午後2時半)に開かれる30分間の記者会見の中で明確な情報を公開する予定になっている。このプレゼンテーションはメキシコのグアダラハラで開かれる国際宇宙航行連盟(IAF)の国際宇宙会議にて行われる予定だ。
Musk 氏の記者会見の生中継は、こちらと下に埋め込んだビデオで見ることができる。
更新:プレゼンテーションの重要ポイント
- #1:Elon Musk 氏は「人類を多惑星種に」し、火星に都市を建設したいと考えている。
- #2:SpaceX の惑星間輸送システムの登場だ。
- #3:これが SpaceX が建設しようとしている宇宙船である(比較のために右の点は人間)。
- #4:Musk 氏によると、宇宙旅行にかかる費用はアメリカで家を購入するのと同じくらいになるという。
- #5:Musk 氏は火星には最終的に30日で到着できるようになればと考えており、宇宙船内にはピザレストランなどを作る計画。
- #6:火星旅行について「本当に面白いものになる」と Musk 氏。他にも無重力ゲームや映画、レストランなど船内を楽しめるようにしたいとしている。
- #7:プロジェクト全体にかかる費用を SpaceX がどうするのかはまだ未定だという。また、Musk 氏はプレゼンテーションにアニメ「サウスパーク」のネタを入れてきた。
- #8:これがタイムラインである。
- #9:最初の旅行は危険を伴うものになるという。Musk 氏は初の旅行者になるなら「死ぬ覚悟はできているか?」と自問する必要がある、と述べた。
太平洋標準時午前11時38分更新:Musk 氏いわく、イベントはまもなく開始するとのこと。
太平洋標準時午後2時10分更新:プレゼンテーションの重要ポイントを追加
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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