インドネシアの B2C e コマースプラットフォームの MatahariMall は本日(10月19日)、日本のコングロマリット三井物産がリードし、既存投資家に加えて非公開の新たな投資者も参加する1億米ドルのエクイティラウンドを発表した。
資金は12ヶ月をかけて数回にわたり投資される予定だ。
MatahariMall は資金を市場シェア拡大と「O2O e コマースを牽引するプレイヤーとしての足場固め」に費やすと声明を出した。
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昨年は MatahariMall.com にとって飛躍の年でした。この資金調達ラウンドは、MatahariMall.com が市場を牽引し、インドネシアで長期に渡り活躍するであろうと投資家が確信して明るい未来を描いている証です。三井のテクノロジーおよび物流に関するノウハウと実績が弊社の拡大計画を後押ししてくれるはずです。
今回の投資以前、三井物産と Lippo Group は4G インターネットサービスプロバイダーの Bolt、DTH ペイ TV サービスの BIGTV や8万平米のデータセンターなど、インドネシアのテクノロジーおよびメディア業界において複数の業務で提携し、投資を行ってきた。
Lippo Group も B2B e コマースプラットフォーム Mbiz のローンチ、ベンチャーキャピタル投資会社 Venturra Capital、東南アジア配車サービス大手 Grab への投資などを通じてインドネシアのデジタル業界に積極的に進出している。
Lippo Group の会長 Mochtar Riady 氏はフィンテック業界への参入計画についても Bloomberg に明かしている。
三井物産は日本の C2C マーケットプレイスのメルカリを始めとする複数の e コマース企業やインドのテレショッピングおよび e コマースベンチャーの Naaptol に投資を行っている。
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