今回の協力関係の締結を受け、ボルドー市からの招待により10月12日〜13日に開催される「UAV SHOW 2016」には、福岡市に拠点を置きドローンを使ったコンサルティング業務を提供するスタートアップ、トルビズオンが参加する予定。トルビズオンは、福岡市のスタートアップ海外進出支援プログラム「Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA」にも採択されており、10月から11月にかけては、サンフランシスコ訪問を含むスタートアップ・ツアーにも参加する。
今回のボルドー市との連携に先立ち、9月30日には、福岡都市圏を中心とした産学官民プラットフォームである福岡地域戦略推進協議会(通称:Fukuoka D.C.)内に「九州ドローンコンソーシアム」が設立されている。このコンソーシアムには、前出のトルビズオンのほか、九州通信ネットワーク、西日本高速道路、FASエコエナジー、麻生商事、DJI JAPAN が参画しており、ドローンのビジネス活用やビジネスモデル創出を念頭に、目視外飛行訓練などを含むドローンオペレータの育成、実用化試験無線局の活用を含むドローン IoT ネットワークの実証実験、災害発生時の連携体制の構築などが推進される見込みだ。
アメリカなどではイベント主催者はイベントの円滑化を図るためにハイテクを活用する傾向にある。参加者に RFID ブレスレットを提供し、クレジットカードやデビットカードのアカウントをデバイスに同期させて金額をトップアップすることでキャッシュレスで物を購入できるようにする場合もあれば、最近ビヨンセから投資を受けた Sidestep のように販売ブースの行列をなくすために QR コードを使う場合もある。
東南アジアでは、シンガポールを拠点とするスタートアップ Pouch がこのような利便性をイベント参加者に提供している。同社は最近、RFID を活用したチケットサービスをフィリピンで行われた Geek on a Beach や Michael Learns To Rock のコンサートといったイベントと統合させている。
Sandpiper Asia チームは実は、シンガポールを拠点とするライブイベント用 RFID チケット発行およびデジタルペイメントのソリューションプロバイダー、GoGORILLA から買収・人材獲得されている。
同社は、Road To Ultra Singapore、Road To Ultra BKK、SingJazz、Singapore Yacht Show、Savour Food Festival、Future Music Festival、NYE countdown at the Float、Illumi Nation Music festival、Rainforest Music Festival、Creatory など、数多くの大規模イベントをホワイトラベルとして後押ししてきた。