シンガポール地下鉄の乗車カードが顔認証方式に移行する可能性

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Image Credit: TransLink Compass Card Tap in/out via Flickr by GoToVan
Image Credit: TransLink Compass Card Tap in/out via Flickr by GoToVan

シンガポールの MRT 利用者が、乗車カードから解放され、EZ-Link カードに依存しなくてもよくなる日は近いかもしれない。

The Straits Times は本日(10月21日)、Singapore Technologies(以下ST)Electronics が改札を通過する利用客を顔認証システムで判別し、Grab や Uber などの配車アプリと同様にクレジットカードなどの後払い方式で運賃を請求するシステムを導入する計画があることを報じた。

この Advance Gate System を利用するためには、利用者はセルフ方式の端末からアカウントを作成し、自身の写真を撮影する必要がある。

さらにこの端末では、乗車券の購入や乗車カードへのチャージ、そしてビデオチャットを通してカスタマーサービスとやり取りをすることもできる。

ST Electronics によると、現存のタッチ式乗車カードでは毎分40人の処理が限界だが、この新システムを使えば毎秒1人まで処理することが可能となる。

顔写真の撮影に抵抗があったり、後払い方式に頼りたくないという利用者は、Advance Gate System の無線周波数による判別機能を利用することができる。

これによって利用客は、改札機の読み取り部分に乗車カードを物理的にタッチせずとも運賃を支払うことができる。カードが鞄やポケット、財布に入っていても認識が可能だ。

ST Electronics によると、Advance Gate System はすでに配備の用意が整っているという。

【via e27】 @E27co

【原文】

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