世界中の API を検索・テストできるマーケットプレイス「RapidAPI」がアンドリーセン・ホロウィッツから350万ドル調達

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Above: RapidAPI’s homepage. Image Credit: Screenshot

開発者が利用可能なアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)を簡単に見つけて、テストし、配信ができるマーケットプレースを提供する RapidAPI は、本日(注:原文掲載日は11月21日)シードラウンドで350万ドル調達したことを発表した。

RapidAPI の創設者兼最高経営責任者の Iddo Gino氏は、同社を立ち上げるためにイスラエル工科大学をドロップアウトし、初期バージョンのサービスを構築した後にイスラエルでトラベル・ハッカソンを運営していた。

Ginoはこういった活動が開発者のいくつものサードパーティ製サービスをより迅速に立ち上げて、実行するのに役立つと考えている。Gino氏は最近のインタビューで「そうでもしなければプログラム・パッケージのダウンロードはおそらく数日かかるだろう」と 本誌に語っており、 同社は API に接続するための無料のオープンソースアダプタを用意している。

MuleSoft の ProgrammableWeb には API ディレクトリがあるが、多くの API をすばやく検索する場所は多くない。

一方で、新しい API を公開して利用状況を追跡、制限できるようにする API 管理の概念が注目を集めている。 Googleは最近公開された Apigee を買収し、その前に Red Hat は 3scale を買収している。 以前、Intel は Mashery を 同社が Tibco に売却する前に買収した。 パブリッククラウドのマーケットリーダーである Amazon Web Services(AWS)は API ゲートウェイサービスを提供している。

サンフランシスコを拠点の RapidAPI は2015年設立で従業員は15名。アンドリーセン・ホロウィッツが今回のラウンドをリードした。また SVエンジェルもまた、500Startupsの第16回バッチにて同社に出資している。

同サービスは100以上の API をサポートしており、ユーザのリクエスト・バックログは300に到達していると Gino氏は述べている。 Gino氏によると、約2万人の開発者が無料版のサービスを利用しており、一部企業には有料版で社内のデータセンターで API を管理することのできるエンタープライズ版を利用している例もあるということだった。

同社のウェブサイトは、開発者が API に接続するために便利なセンター・リポジトリを提供しているが、CSV形式のアカウント情報をエクスポートする方法も用意されている。

【原文】
【via VentureBeat】 @VentureBeat

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