FacebookがMessenger上で遊べる「Instant Games」を計画中——HTML5ゲームデベロッパへの高まる期待感

by ゲストライター ゲストライター on 2016.11.11

mark-bivens_portrait本稿は、パリと東京を拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。英語によるオリジナル原稿は、THE BRIDGE 英語版に掲載している。(過去の寄稿

This guest post is authored by Paris- / Tokyo-based venture capitalist Mark Bivens. The original English article is available here on The Bridge English edition.


html5-games-for-fb-messenger

購読型メディアサービスの「The Information」は先週金曜日、Facebook Messenger がプラットフォーム上に HTML5 ゲームを導入し、チャットフィード上でインスタントゲームが楽しめるように計画しているらしいとの記事を掲載した。

この報道が正しいとすれば、私はこの開発が、多くの理由で極めて興味深いと考えている。

第一に、これはゲームにおける HTML5 の終焉の噂だけが誇張されてきたことの、さらなる確認となるだろう(私は、ここここでその理由について、長らくにわたって言及してきた)。

第二に、この機能は間違いなくエンゲージメントを加速させ、消費者が Facebook Messenger のプラットフォーム上で時間を費やす割合を伸ばすことになるだろう。Instagram、Oculus、Facebook 自体もまとめれば、Facebook はいったい週に何時間をユーザから Messenger を通じて捕捉することになるだろうか。

さらに言えば、マネタイゼーションできる機会が増大することになるだろう。Facebook は、ユーザ習慣についてより深い情報を集めることで、広告のターゲティング・プロファイルを充実させることができるようになる。Facebook は、ゲーム内課金や「ねこあつめ」のような HTML5 を使ったプレイアブル広告から、多くの売上を稼ぎ出せるようになるだろう。Instant Games は、Facebook 版アプリストアへの新たな入り口になるだろうか?

最後に、Facebook Messenger がメッセージアプリとして上位に入っていないいくつかの市場において、Instant Games が Messenger の位置付けを強化できるのではないかと考えている。私は、Facebook Messenger が中国の WeChat(微信) を失脚させるとは思っていないが、Kakao の韓国、LINE が人気の日本・台湾・タイがこの流れに参戦してくるかもしれない。私は、Facebook の Messenger 担当チームがどのようにゲームを選ぶか、例えば、市場のニーズに応じたゲーム選定を行うのか、あるいは、アメリカ集約型のコンテンツ戦略をとるのかについて興味津々だ。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------