
Image Credit: Facebook
ソーシャルネットワークや Instagram で人々が何を話題にしているかをメディアが把握できるジャーナリスト向けアプリのアップデートを Facebook が発表した。Facebook および Instagram 用アプリ Signal は、水曜日(10月19日)からライブ動画にも対応するようになる。つまり、現在ダッシュボード上に表示されている Storyful 提供の Facebook Newswire や Politicswire が、新しいカラムに置き換えられるということだ。記事の情報強化やリアルタイム報道に役立つ可能性のある Facebook のライブコンテンツを発掘するのが狙いだ。
昨年9月にローンチされた Signal は、ソーシャルネットワーク上で話題になっている事柄を見つけることができるジャーナリスト向けの無料ツールだ。
Facebook のメディアパートナーシップ部門ディレクター Andy Mitchell 氏は次のように述べている。
記事や報道に役立てるため、Facebook や Instagram で話題になっているトレンド、写真、動画、投稿を広める力を利用し、情報収集時に Facebook を一層活用できるような簡単な手段をジャーナリストたちは求めていました。
Facebook が導入し当時注目を集めた Storyful は、フィードを強化し最新のニュースや記事を表示させるために用いられた。だがどうやら、少なくとも今の時点ではパートナーシップは終了したようだ。ライブ動画が Storyful に取って代わり、Facebook の掲げる戦略において動画の重要性が一層強調されることとなった。連邦議会議員が下院の議場から抗議内容を放送したり、ニューヨーク市のトランプタワーをのぼろうとしている男性がライブでストリーミング配信されたり、あるいは警官による発砲が動画に記録されたりする中、Facebook Live や Periscope などのライブストリーミングアプリがメディアで活躍していることは言うまでもなく明らかである。
ライブ動画を取り入れることで、ジャーナリストは現場の人々の目を通して出来事をさらに深く理解することができ、完成度の高い記事を書くことができる。
Facebook のジャーナリズムパートナーシップ部門マネージャー Áine Kerr 氏はこう述べた。
報道関係者と話した中で、ジャーナリストはもっと Facebook のライブコンテンツを活用したいと思っていることがわかりました。今回のアップデートはそれを実現するものです。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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