<ピックアップ> Meet LinkedIn’s new salary calculator
11月頭、プロフェッショナルネットワーク LinkedInが新たに給与計算ツール「LinkedIn Salary」をリリースした。過去数ヶ月に及んで収集された、100万人以上のユーザによる報酬や給付体系の情報が使われている。
LinkedIn Salaryは、匿名で自分の報酬などの情報を提出したLinkedInユーザは誰でも閲覧することができる。専用ページで、所在地と職種を入力することで平均年収やボーナスなどの情報が提示される。プレミアム会員は、自ら情報を開示することなく利用することが可能だ。
現在、LinkedIn Salaryが使える国は、北米・カナダ・イギリスの3カ国にとどまるが、2017年には世界各国で展開していく予定とのこと。
LinkedInの”Careers”でプロダクトマネージメントディレクターを務めるDaniel Shapero氏はこう話す。
このツールの究極の目的は、プロフェッショナルによる報酬の最適化に役立つことです。目指すポジションに就くためにどんな段階が踏めるのか、どんなスキル習得が役立つのかを知ることで、給与アップや長期のポテンシャルを伸ばすことができます。
社員による勤め先の評価を透明化する「Glassdoor」ではあくまで企業が入り口だが、LinkedIn Salaryはより「キャリアパス」という視点に立って役立てることができそうだ。
例えば、こんなことがわかる。
- マーケティングデジレクターは、MBA取得による報酬アップが最も顕著な職種のひとつ。
- 営業職は、他の職種より優れた健康保険を受けている。
- カリフォルニア州サクラメントの看護師は、ニューヨーク市内の看護師に比べて給与が平均50%も高い。
今後、報酬や給付体系の情報が増えていけば、目指すべきキャリア、それを実現するための戦略のようなものを指南してくれるかもしれない。
via. Forbes
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