テックとクリエイティブの祭典「明星和楽2016」が福岡で開催、地方スタートアップ・シーンを牽引するエネルギーは今年も爆裂

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2011年に福岡でスタートした明星和楽は、今回で6回目を迎える。THE BRIDGE が Startup Dating として産声をあげたのも2011年であるから、明星和楽のこれまでの足取りは他人事とは思えない。おそらくは、このイベントが一つの起爆剤となり、福岡市からはスタートアップ・シーンを後押しする数々のプロジェクトが生まれ、そして、数多くのスタートアップも生まれるようになった。「わが街にも明星和楽を…」ということで、今年からは札幌でも同様の SXSW インスパイア系イベントが催されるようになった。

先週からこの週末にかけ、Fukuoka Startup Selection(10日)、福岡市のスマートシティ構想を牽引する「都市革新フォーラム」(11日)、そして、明星和楽(12日)と福岡のテックやスタートアップ界隈は一段と賑わいを見せた。筆者は、先週リスボンで開催された WebSummit での登壇と取材を終えてからの福岡入りだったので、すべてをカバーすることはできなかったが、本稿では12日の明星和楽の模様を中心にお届けしたい。

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今年の明星和楽の幕開けを飾ったのは、福岡を中心に活動するゴスペルシンガーグループ「Team Surprise」の皆さん。福岡随一の繁華街・天神のショッピングモール「ソラリアゼファ」の特設ステージで繰り広げられた、リズミカルで美しい歌声のパフォーマンスが参加者の高揚を誘った。

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西鉄の天神駅コンコース横のライオンスクエアでは、公開スペースに置かれたちゃぶ台の前で、往年のファミコンゲームに耽りながら VJ/DJ がサウンドをミックスするという「ヤミナベスクランブル」が展開。

ヤミナベスクランブルの横には、littleBits を使った生き物のような作品。ツイッター上の反応具合によって、動きが変わるように設計されているのだとか(生き物のような微妙な動きは、一番下のビデオで見てください)。

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旧大名小学校で繰り広げられていた、マッチョでインテリジェンスな筋肉戦士「ALLOUT」による赤外線銃を作ったサバゲー。会場が小学校跡地の体育館ということもあり、大人だけでなく、子供達もこのアトラクションに熱狂していた。

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災害時に役立つサービスやアプリケーションを、災害時を想定した環境下で開発してしまおうというハッカソンイベント「Popup Commons Bootcamp」。旧大名小学校には、イベントに必要な物資を運搬するためのコンテナと数帳のテントが設置され、電源は自家発電、インターネット環境は WiMAX を足回り回線とする WiFi で確保。テントの中では、参加したチームメンバーがアイディエーションに没頭していた。

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福岡を代表するコンテンツクリエイター KOO-KI 木綿達史氏、BASE 進浩人氏らによる、企画づくりの広げ方講座。モデレータを務めたのは、福岡アジア都市研究所の中島賢一氏。

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この日は、福岡マラソンも開催されていた。マラソンの本部会場近くに設置された明星和楽のブースでは、大阪のロボティクス・スタートアップ PLEN が参戦。多くのマラソンランナーがブースを訪れたそうで、マラソンとロボットという面白いコラボレーションが生まれるかも。

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おなじみの顔ぶれと並ぶ、九州大学の学生で学生団体「Loqui(ロクイ)」を主宰する松口健司氏(左から2番目)。彼は、福岡市のスタートアップ支援活動などにも頻繁に参加している。まわりからイジられ、半ば強引に「来年も明星和楽やります」と言わされていた。イベントを継続していくには、若い世代を巻き込むことも重要だ。

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先週、博多駅前で起きた道路陥没事故の対応に追われる高島宗一郎市長は、市役所からテレビ電話でパネルディスカッションに参加。IPO を支援する福岡の証券会社幹部の人たちとともに、福岡から上場するスタートアップが出てくることの重要性を強調。挑戦する起業家のロールモデルとしてヌーラボが早々に上場すべきだと進言し、モデレータを務めた橋本正徳氏(ヌーラボ代表取締役)は、思いがけず話の矛先が自分に向いてしまい苦笑いしていた。

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