センサーデバイスのスカイディスク、IoT向け超低消費電力通信技術「LoRaWAN」ソリューションの実証実験パートナーを募集開始

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福岡に拠点を置き、通信型センサーデバイスを開発するスカイディスクは2日、超低消費電力通信技術「LoRaWAN」に準拠する、センサーデバイス、通信デバイス、分析クラウド、アプリをセットにしたソリューション「LoRa PoC スターターキット」の販売を開始、実証実験に参加してくれるパートナー企業の募集を始めた。

LoRaWAN は、低コスト・低消費電力に加え、長距離通信を実現することができるネットワーク通信技術だ。乾電池一個で数年間継続して利用でき、最大距離で10㎞程度の通信伝達に対応できることから、IoT 分野への適用が期待されている。

このスターターキットは、スカイディスクの脱着式センサー「SkyLogger」とデータ分析基盤「SkyAnalyzer」に LoRaWAN の技術を使った「Skydisc LoRa ゲートウェイ」で構成される。SkyLogger にはボディコアがあり、そこにつなぐセンサーを14種類の中から3つ選ぶことができ、また、SkyAnalyzer は AWS に構築しており人工知能の機能も兼ね備えている。スタータキットを使うことで、鉄筋のビル一棟や広大な農園などを LoRaWAN ベースステーションのアンテナ一本でカバーすることができ、センサーデバイス側では商用電源がなくても長期間の継続運用が可能になるため、利用シーンを大きく広げる可能性を持っている。

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スカイディスクでは現在、SkyLogger や SkyAnalyzer を使って、生鮮物流4社や設備保全7社と共同の取り組みを行っている。なかでも、農産物流通プラットフォームを提供するプラネット・テーブルとは、9月から農産物や食品の流通可視化を目的としたサービスの開発・実験を共同で開始した。

日本のスタートアップでは、ソラコムも同様に「LoRaWAN PoC キット」を発売している。ソラコムとスカイディスクは協力関係にあるので、両社の LoRaWAN PoC キットが同じものを使っているか、共同で開発しているかなどについては追って確認したい。

スカイディスクは今年1月、ニッセイ・キャピタル、アーキタイプベンチャーズ、ドーガンから総額1億円を調達しており、2020年には60億円の売上を目指している。

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