
Image Credit: Ken Yeung
あぁ、Snap 確かに! ロイターが複数の情報源を引用して伝えたところでは、以前 Snapchat として知られたこの会社は、上場しようとしている。短期消滅型のメッセージアプリメーカーから、カメラの会社になった同社は、アメリカ証券取引委員会(SEC)に対し、IPO を秘密裏に申請した。
Snap は大統領選の前に IPO 申請書類を提出しており、IPO のタイミングについては、早ければ 3月にも実施が見込まれると報じられている。
同社の IPO 申請は長きにわたり待望視されていたものの、専門家やアナリストはそれを注視していなかった。先月、Snap は350億ドルに上るとされるバリュエーションのもとで、公開市場から40億ドルの調達を目指していると報じられた。同社は既に、Morgan Stanley と Goldman Saches Group を IPO のリード証券会社に選定している。
内密に IPO 申請を進めるのは、これまで Box、Twitter、Square、Twilio においても見られたことで、JOBS 法の施行後、売上10億ドル未満の企業に対してはそうすることが許されている。
Snap がまもなく上場すれば、それは、BlackLine、クラウド利用管理の Coupa、Twilio、Dell からスピンオフした SecureWorks、ネットワークハードウェアの Acacia Communications、Nutanix、Match Group、Atlassian、Square といった、過去2年間の多くのテック業界の IPO に続くものになる。LINE の100億ドルの IPO を除けば、Snap は過去2年間で、最大規模の IPO 申請の一つとなる可能性がある。
もともと短期消滅型のメッセージアプリだった Snap だが、同社はハードウェアへの進出を目指すことで、さらに包括的な技術を提供する企業へと進化した。今後、同社に投資する人々には、資金を投入することに確信をもたらすだろう。9月には、同社は Snapchat から現在の Snap に社名を変更し、Spectacles という最初のハードウェアデバイスを公表した。
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Snap が毎月1.5億人いる若いアクティブユーザ層にアピールしたいマーケッターの間でホットな存在になっていることからも、同社が広告からどれだけの収入を上げられるかが、今後の関心事になるだろう。Twitter、Facebook、Google といった他のプラットフォームを横断した広告にどれだけの影響を与えられか、再度評価してみる価値があるだろう。
Snap のスポークスマンは、このニュースに対するコメントを拒否した。
このニュースは進行中であり、今後の更新のために再読込してほしい。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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