缶バッチで限定コンテンツを配信できる「DDDisc」Beatroboがサービス開始、「龍が如く6」の購入特典のひとつに

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2016.12.8

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PlugAir などガジェットによるエンターテインメントコンテンツの配信管理サービスを提供する Beatrobo は12月8日、缶バッチ型の新たなコンテンツ配信グッズ「DDDisc(ディーディーディスク)」を発表した。

缶バッチには同社が独自開発した QR コードと同様の認識コード「D3コード」が配置されており、ウェブ上からスマートフォンカメラを起動してコードを認識することで、利用者を特定した状態でインターネットアクセスを可能にする。その後、利用者はアクセスした先で配信者が用意する画像や動画、限定のシリアルコードなどを受け取れる仕組みとなっている。

今回、サービス開始と共に発表された事例ではゲームタイトル「龍が如く6」の特典として DDDisc の缶バッチがパッケージされ、利用ユーザーは缶バッチ経由で特設サイトにアクセスするとオリジナルの壁紙が入手できるようになっている。

DDDisc と QR コードの最も大きな違いはアプリの有無にあるだろう。使ったことがある人であれば QR コードは専用アプリなどをまずダウンロードする必要があり、その障壁が意外と高いことを理解できるかもしれない。

DDDisc はスマホのブラウザ( iOSはSafari、AndroidはChrome )からカメラを起動してアクセスする方式なので幾分か障壁は低い。またコードそれぞれに個別認証を管理側でかけられるので、例えば音楽コンテンツなどの配信の場合は回数に制限をかけるなどのコントロールもしやすい。

なお、DDDisc はあくまで配信管理部分を提供するだけなので、ユーザーが実際にコンテンツにアクセスする場所や著作権管理等は配信側に委ねられる。(配信側がアプリであればそのアプリダウンロードに誘導するような流れになる)

Beatrobo はこれまでコンテンツ配信の仕組みとしてイヤフォンジャックを使った PlugAir を提供してきていた。しかし iPhone7 の登場でジャックが廃止され、今後の方針を考えていた矢先にこの方法を思いついたという。

「技術はウェブとハードウェアと画像解析とバーコード認証とクラウドの組み合わせです。最初はアプリで作ることを考えていたのですが究極はアプリインストールなしで動くことだよね、という謎のこだわりからスタートしたら本当にやる方法を見つけることが出来たって感じです」(同社代表取締役の浅枝大志氏)。

なお、この D3 コードは特許出願中で、画像解析技術やコード認識についても同社独自で開発したものとなるそうだ。また従来型の PlugAir と比較してもコストの面で優位性があるという。

「PlugAir のイヤホンジャック型は IC チップ等を使用するなど精密機器の塊だったため、どうしても1個あたりコストがかかってしまい、導入していただいたケースでもほとんどが何千円で販売といったビジネスモデルになってしまいました。今回発表した DDDisc においては1個あたりコストがかなり安くなっているうえにオンラインサービスへの誘導ができるリアルガジェットなので、配布やばら撒き型の施策が実現しやすくなります」(浅枝氏)。

つまり PlugAir では特別コンテンツ配信などでの利用がメインにならざるを得なかったが、DDDisc では今回のゲーム特典のようにマーケティング施策としても使いやすくなっている、というのが同社の言い分なのだ。

同社では2017年中にコンサートやゲーム、スポーツなどに紐づいたコンテンツ提供を中心に年間50万個の販売を目指すとしている。

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