人員強化の上「全件をチェックする」ーーランサーズがクラウドソーシング不正利用についてガイドラインを発表

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国内クラウドソーシングのランサーズは12月5日、サービスの不適切利用に対する対応として品質向上委員会を設置し、新たに仕事依頼ガイドラインを発表した。同社代表取締役の秋好陽介氏が委員長となり、今後、外部の専門家や関係者を含めた改善についての取り組みを毎月公開していくとしている。

ガイドラインには禁止する仕事依頼内容として「法律で許認可・登録・届出等が必要な仕事」や「ステルスマーケティング等に該当するご依頼、又は、ステルスマーケティング等に利用するお仕事依頼」など9項目が指定されている他、BuzzFeedTechCrunchなどが報じた「記事盗用メディア」問題を発端とするいわゆるリライト依頼も「第三者の知的財産権の侵害もしくは助長するようなお仕事」として定義されている。

第三者の記事などをコピーして制作するように指示している依頼
第三者の記事の一部を書き換えてオリジナルに見せた記事を制作するように指示している依頼
第三者の記事を引用する記事制作依頼にも関わらず、適切な引用表現(※)を遵守するように指示をしていない依頼
第三者のデザインをコピーして制作するように指示している依頼
第三者のソースコードをコピーして制作するように指示している依頼
第三者の翻訳内容をコピーして制作するように指示している依頼
その他、ランサーズが上記に該当すると判断したお仕事依頼

(引用:ランサーズ新ガイドラインより)

ではこれらを設定して、どのように案件を確認し、そしてどのようなペナルティを与えるのか。本件について秋好氏に確認したところまず、基本的に案件については「全件をチェックする」としつつ「システムにより規約違反の可能性が高いものを検出してそちらを優先的にチェック」できるよう、今日から人員を強化しているということだった。

また、違反している場合の対応方法については「依頼ガイドラインに照らしてまずは非公開処置を行う」とのことで「多くの場合はルールを知らないがために違反をしているケースが多くルールを連絡する。それでも対応されない場合は利用規約に基づいて対処する」とのことだった。

なお秋好氏によれば、ここで言う利用規約に基づく対処というのは「依頼の停止、一定水準を超えた場合は会員資格の取り消し」となることを指す。なお、他の事業者含めて本件についてまた動きがあればお知らせしたい。