コンサルティングや投資関連の企業数社での幅広い経験をもつ Kim 氏は、Market Kurly が全行程を完全にまかなうことでこういった事態を回避している。つまり、野菜、パン類、その他食材一切を供給する特定のサプライヤーの選定、在庫管理、ウェブサイト用の手の込んだ写真の撮影、そして配達すら自社で手がけているのだ。
コストがかかりリスクも伴うやり方ではあったが、彼女はそれらを一括して行うことでより迅速な対応としっかりとした食品の品質管理を提供し、数十億ドル規模の Coupang(쿠팡)といった主要な国内 e コマースサイトからの差別化を図っている。つまりこれはマーケットプレイスではなく、彼女が問題視しているタスクをまとめてこなすワンストップサービスなのだ。
【追記補足】本件に関して VISA 未取得者による米国内での就労が問題になるという読者からの指摘があり、メルカリに対して問い合わせたところ、内容の一部を修正したと回答があった。記事初出時に原地での食費や交通費として支給されるとされた「報酬10万円」の表記は「交通費・食費等の実費について支給」と変更され「※VISA免除プログラムを利用して渡航する予定ですが、必要な場合は適切なVISA取得の上、実施い…
【追記補足】本件に関して VISA 未取得者による米国内での就労が問題になるという読者からの指摘があり、メルカリに対して問い合わせたところ、内容の一部を修正したと回答があった。記事初出時に原地での食費や交通費として支給されるとされた「報酬10万円」の表記は「交通費・食費等の実費について支給」と変更され「※VISA免除プログラムを利用して渡航する予定ですが、必要な場合は適切なVISA取得の上、実施いたします」の一文が追記されている。補足してお伝えさせていただく。
追記は以上。
メルカリは12月21日、新規の人材採用活動の一環としてアメリカ50州のそれぞれに合計100名の学生を派遣するインターンシッププログラム「BOLD INTERNSHIP in USA」の募集を開始すると発表した。応募対象となるのは国内外の学校に通う博士、修士、学部生で学年不問。同社によれば、高専や専門学校などメルカリでの就業を前向きに考えている学生であれば応募可能ということだ。
世界最大の研究機関の一つ SRI International のスピンアウト・スタートアップで、サンフランシスコを拠点にパワードクロージングを開発する Superflex は21日、シリーズAラウンドで960万ドルを調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターはグローバル・ブレインが務め、Horizons Ventures、Root Ventures および Sinovation Ventures が参加した。今月9日、グローバル・ブレインが東京で開催した Global Brain Alliance Forum に Superflex の CEO Rich Mahoney 氏が登壇し、グローバル・ブレインから出資を受けたことを明らかにしていたが、グローバル・ブレインがリードインベスターであること、調達金額、他にこのラウンドに参加した投資家の名前については明らかになっていなかった。
同社は2015年11月にローンチしたスタートアップで、Mahoney 氏は Redwood Robotics の取締役として7年間従事した人物(Redwood Robotics は2013年、Google X が買収している)。Superflex はもともと、アメリカ防高等研究計画局(DARPA)の Warrior Web で、兵士の運動パフォーマンスを向上を目的に開発されていた技術をベースとしている。Superflex では、その役割を民間利用にまで拡大し、筋力の低下した老人の日常生活や、職場での生産性改善に役立つパワードクロージングを開発している。