Snapchat、イスラエルの拡張現実スタートアップCimagine Mediaを買収【報道】

SHARE:
snapchat1
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat

報道によると、Snapchat が拡張現実に投資をしたという。イスラエルのスタートアップCimagine Mediaを3000万から4000万ドルの額で買収したといわれている。

Calcalist Newsが最初に報じたニュースであるが、Snapchatは中東に開発センターを立ち上げるという。現在 Cimagine Mediaで働いている20人以上を最終的に採用する予定とのこと。

4年前に創業したCimagine Mediaは、コンピュータビジョン、リアルタイムの画像処理、モバイル開発、国際マーケティングなどを専門としている。これらすべては明らかに Snapchat と競う分野だ。そして、Snapchatは拡張現実などにも大きく依存している。だが、 Cimagine が交渉に使ったのはコマースへの注力だ。Snapchatが来年のどこかで上場を目指しているのだとすれば、Snapchat上でショッピングを仲介することで、さらなる収益化の機会が開かれるかもしれない。

Cimagine はすでにShop Direct、John Lewis、Coca-Colaと提携しており、リテールが拡張現実のポテンシャルを活かす手伝いをしたいと考えている。Snapchatもまた、最終的には大手リテールやデパートと組んで、サイトで費やされる時間やエンゲージメントを加速させたいと考えているのかもしれない。

IPOを目指しているのであれば、Snapchatは常にFacebookの一歩前にいる必要がある。Facebookは迅速にSnapchatの機能を真似てきた。投資家は本物のマーケットのリーダーを探している。だからこそ、Snapchatは特に拡張現実まわりのカメラテクノロジーを買収することで優位に立てるかもしれない。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録