Amazon、スタートアップがさまざまな支援を受けながら製品を紹介・販売できるプログラム「Amazon Launchpad」を日本で提供開始

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前列左から:星健一氏(Amazon Japan セラーサービス事業本部長)、長崎忠雄氏(Amazon Web Services Japan 代表取締役社長)、Jasper Cheung 氏(Amazon Japan CEO)、仮屋園聡一氏(日本ベンチャーキャピタル協会会長)
後列左から:徳永裕之氏(Amazon Launchpad 担当)、和田ナオキ氏(KAMARQ CEO)、今村泰彦氏(VIE STYLE CEO)、増木大己氏(MAMORIO 代表取締役)

Amazon は18日、スタートアップが自社商品を紹介し販売できるプラットフォーム「Amazon Launchpad」を日本で開始した。このプログラムでは、スタートアップが自社商品を紹介できるとともに、マーケティング、セールスサポート、配送サービスを提供することができる。

世界8カ国で提供されている Amazon Launchpad ベンチャーキャピタル、クラウドファンディング、アクセラレータ、インキュベータなどと協力し、スタートアップを募集している。日本では、クラウドファンディングの Makuake、ハードウェアアクセレレータの ABBALab、日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)らと協力してスタートアップを募集する。

18日に都内で開催された記者会見で、Amazon Launchpad を統括する、Amazon のディレクターで、セラーサービス事業本部長を務める星健一氏は、同プログラムの特徴として、迅速な販売開始、露出機会の拡大、ブランド構築、グローバル進出支援の4つがあげられると述べた。具体的に提供されるサービスは、フルフィルメント、出品管理のためのノウハウ提供、運転資金融資、海外販売支援、ブランド構築や商品認知度の向上などだ。

18日現在、Amazon Launchpad のページには、スポーツユーザ向けのウォーキートーキー「BONX」、モノの紛失を防ぐ IoT デバイス「MAMORIO」をはじめ、日本のスタートアップ15社以上による250以上ののプロダクトが掲載されている。既存の Amazon のウェブサイトと比べてみても、スタートアップが商品の紹介動画を掲載できるのが特徴的で、ユースケースがわかりにくいスタートアップの革新的な商品の紹介には便利な作りとなっている。

Amazon Launchpad への参加にあたっては、スタートアップが公開しているオリジナル製品が、オンラインで注文を受けてから即時もしくは30日以内に日本の顧客に発送可能であることが条件となっている。この条件に適合するスタートアップは、このページからオンラインで参加を申し込むことができる。

Amazon Launchpad を紹介する、Amazon Launchpad 担当の徳永裕之氏

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