FarmLogsが2200万ドルを調達、ビッグデータを活用して農作物の管理方法を改善

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データを活用した収穫高管理スタートアップのFarmLogsが2200万ドルを調達した。このラウンドを主導したのは、南アフリカの大手メディアNasperのVC部門であるNaspers Venturesで、その他に既存の投資家であるDrive Capital、Huron River Ventures、Hyde Park Venture Partners、SV Angel、Y CombinatorのパートナーであるSam Altman氏が参加した。

ミシガンのアナーバーで2011年に創業し、Y Combinatorの卒業生であるFarmLogsはデータサイエンスと機械学習分野の優秀な人材を活用して、農家が収穫高を最大化、廃棄物の減少、利益性を改善できるように、自分の農場で起こっていることをより深く理解できるよう手助けをしている。

同社が開発するプラットフォームは、農作物の健康状態、雨量、窒素などの指標をモニターし、ユーザーが農場の特定の場所の写真とともに記録を残したり共有できる機能も提供している。農家はAndroidとiOSのアプリからそうしたデータにアクセスすることができる。

本日、FarmLogsはそのプラットフォームが米国の行作物農家の5分の1以上で利用されているといった(編集部注:原文掲載1月11日)。

これまで、FarmLogsは1500万ドルを調達している。そして、今回調達した額を活用して、チームの拡大と製品開発の促進を計画しているという。

ビッグデータが収穫高の改善に使われるケースが増している中、農業テクノロジー(アグテック)に対する投資が盛り上がっている。テルアビブに拠点を置くCropXは、農家向けにソフトウェアとセンサーを開発するアグテック企業で、1000万ドルを元GoogleのCEOであるEric Schmidt氏のVC企業、Innovation Endeavorsなどの名だたる投資家から調達している。

その他、イスラエルのアグテックスタートアップProsperaは人工知能をベースにした農業システムを開発しており、700万ドルを調達した。サンフランシスコに拠点をおくGranularは、農家向けの解析プラットフォームを開発する。同社はGoogle VenturesやAndreessen Horowitzなどの著名投資家などから2500万ドルを調達した。

(本記事は抄訳です。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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