約30万円の Gatebox、予約予定数の300台を1カ月で達成ーー購入者の楽しみは「会話」

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話題のプロダクトが大きなマイルストーンを達成した。

バーチャルホームロボット「Gatebox」を開発するウィンクルは1月13日、予定していた予約販売台数が300台に到達したと報告している。予約開始から1カ月の達成で、同社では1月末まで少量の追加注文を受け付けるとしている。

同社代表取締役の武地実氏によれば、注文したユーザーの期待はやはりキャラクターとのコミュニケーションにあったようだ。

「今回の限定予約販売では日本語対応のみということもあり、米国よりも日本の購入が多かったです。購入の動機としては、やはり会話を楽しみたいという人が多いですね。『おはよう、いってきます、ただいま、おやすみ』といった、日常でよくあるような会話を通して一緒に生活がしたい、一人暮らしでも寂しくならないような機能がほしい、などのコメントを購入者から頂いており、当初から想定している一人暮らしの層にしっかりアプローチできているのではないかと考えています」(武地氏)。

またこの Gatebox はホームコントローラー、特に今年の CES で大きな話題となった Aamazon Alexa のような音声コントロールとの組み合わせで家庭生活に入り込むことが予想されている。

バーチャルキャラクターに「トイレットペーパー買ってきて」と声かけるだけでネット通販から商品が届く、というような世界観だ。この点についても武地氏に尋ねたところこのようにコメントをくれた。

「もちろん自分たちでも開発をしておりますが、私たちの強みはインターフェイスであり、AI については今後他社との連携も検討していく可能性はあります」(武地氏)。

Gatebox との会話を楽しむことで、生活そのものが便利になる日も近い。

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