香港の物流スタートアップLalamove、大規模な事業拡大へ向けて3,000万米ドルを調達

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Image credit: Lalamove

香港を拠点とする物流スタートアップの Lalamove が、シリーズ B ラウンドで3,000万米ドルを調達した。資金は事業拡大に充てられ、今年中にアジア100都市以上への展開を目指すという。

同社は現在、中国や東南アジアの45都市で事業を行っている。

2013年のローンチ(当時の社名は EasyVan)から、今回のラウンドも合わせると、合計で6,000万米ドルを調達したことになる。

今回のラウンドでは、北京の企業 Xianghe Capital(設立者は Baidu=百度で M&A 部門トップの経験を持つ Hesong Tang =湯和松氏)がリードインベスターを務めた。また、新規の投資家として Blackhole Capital が参加し、Mindworks Ventures と Crystal Steam も前回に続きシリーズ B ラウンドに貢献した。

TechCrunch の取材に対し、Lalamove 国際部門のマネージングディレクターを務める Blake Larson 氏は、利益が出るところまであと少しだと語った。

Lalamove は配送業界にオンデマンドエコノミーを持ち込んだことから、「物流版 Uber」と呼ばれることも多い。

この例えは的確である。Lalamove のしくみはこうだ。ユーザが集荷先、配送先、配送に使う乗り物の種類、「事前予約」または「今すぐ配送」を選択する。すると配送業者が依頼主のもとにやって来て、依頼通りに配送してくれる。

物流業向けにはいくつか相違点がある。企業であれば、一度の依頼で配送先を20ヶ所までスケジューリングでき、アカウントをカスタマイズして「お気に入りのドライバー」を指定することもでき、さらに、ワンクリックで最適なルートを設定して時間を節約することができる。

同社が持つサービスエリアは、アジアにおける都市内配送としては最大で、プラットフォームを利用するドライバーの数は50万人を超えるという。

設立者で CEO も務める Shing Chow 氏は、物流業界にはモバイルプラットフォームによって拡大する余地があると考えている。彼は、1.7兆米ドルの中国市場を例に挙げた。

これまでの物流業界の進化は、通信業界など他の市場に比べてそれほど速くはありませんでした。しかし、私たちは今まさに急速に変貌を遂げようとしている業界で、その最先端に立っているのです。これから、この業界には素晴らしい企業が生まれることになるでしょう。(Chow 氏)

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東南アジアでの事業展開

Lalamove は、日本のメッセージングアプリ LINE と提携して行った東南アジアでの LINE MAN 事業において、書類や荷物の配送サービス、日用品や食料品の買い物サービスをユーザに提供した。

2016年11月にはフィリピンへと事業を拡大した。東南アジアならではのサービスは、配送が完了した業者が依頼主のもとに戻るという往復サービスだ。これにより、代金引換(この地域の e コマース業界では重要な要素)が円滑になる。

Lalamove はバンコクでのローンチに先立ち、2014年11月に EasyVan から社名を改めている

【via e27】 @E27co

【原文】

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