
Slackは本日、Slack App Directoryのプラットフォームを強化するため、11のボットスタートアップに新たに出資をしたことを発表した(編集部注:原文掲載1月4日)。
Slackはこれまでに、Slack FundというIndex VenturesやAndreessen HorowitzのようなVCが出資している8000万ドル規模のファンドから25のスタートアップに出資してきた。
そして今回、Salesforceのデータを届けるTroopsや社内ブログのBoldがSlack Fundの第三期投資先に加わることが発表された。
最初の投資は2015年12月に、Awesome.ai、Small Wins、Howdなどに対して行われた。そして、昨年11月には二回目の投資ラウンドが行われ、GrowbotやAutomatなど11のスタートアップに投資された。
そして2015年12月、Slack Fund がローンチされた同日にはSlack上のボットプラットフォームとSlack App Directoryのローンチも発表された。
初期の150のアプリが加わっているプラットフォームのローンチ以降、Slack App Directory にふくまれているアプリは750を超え、それらのダウンロード回数は600万回以上となっている。
Slackは今回の投資額の詳細についてはコメントを控えている。
同社のブログ投稿上で発表された、今回の投資先には以下の会社が含まれている。
Guru:Slack上の会話検索機能を向上
Bold:社内向けのMediumのようなブログ。社員がアイデアを共有できるプラットフォーム
DataFox:営業が期待している顧客候補先の企業に関するレポートと通知を自動化する
Troops:SalesforceのデータをSlackに流し、通常のチームパフォーマンスレポートに活用できる
Demisto:悪意のあるURLやファイルがSlackでシェアされた際に、ITセキュリティ担当者にアラートを自動で送る
Slackによるプラットフォームのローンチ以降、マイクロソフトは昨年11月にMicrosoft Teamsを、Facebookは昨年10月にFacebook Workplaceをローンチするなど、この分野の競争は激しくなっている。
ボットを開発するスタートアップに対して出資をすることに興味をもっている企業はSlackだけではない。IBM、Twilio、Amazonなども何百万ドルという額をボット開発企業やバーチャルアシスタント、その他の革新的なテクノロジーに対して出資している。
関連記事:Slack がサードパーティアプリ用プラットフォームをローンチ、8000万ドルのデベロッパー向けファンドも
(本記事は抄訳です)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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