Alibaba(阿里巴巴)、企業信用格付システムのデータを一般公開

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Image credit: Baidu(百度)

企業が潜在的な提携先と新たなビジネスを開始する際には、適切なデューディリジェンスの実施が重要な第一歩となる。中国のインターネット大手企業 Alibaba(阿里巴巴)は、企業信用格付けのウェブサイトをローンチすることでこのプロセスを容易にしようとしている。このサイトを使うと、数クリックで潜在的な提携先が信用に足る相手かどうか確認できる。

Cheng Xin(誠信)と名付けられているこのサイトでは、Alibaba の中小企業格付システムから集められたデータを確認できる。このシステムは、同社が昨年中国国家発展改革委員会と協力して構築したものだ。

このシステムは、信用階級、信用プロファイル、電子パスポート番号から成る。そして各企業の信用度は、基本情報、取引行動、財務行動、商業的な関係、法定代理人の5つの側面から算出される。格付けの階級は、高い方から順番に、AAA、AA、A、BBB、BB の5つのカテゴリーに分類される。

Alibaba の企業信用システムのデータは毎月更新される予定だ。

Alibaba の企業信用格付のページ

新しくローンチされたサイトで企業名や法定代理人を入力して検索すると、ユーザはデータベースにある企業であればその会社の信用スコアにすぐアクセスできる。基本情報、経営陣、株主、投資、企業登記や商業登記の変遷など、他の関連情報も提供される。

現在、このシステムには約1億の企業が掲載されており、うち8,600万が中国企業、2,400万が米国企業となっている。今後も徐々に企業や対象国を増やしていく予定だという。

華夏銀行など複数の銀行は、自行の中小企業向けリスク評価システムに Alibaba の信用データを導入しており、信用スコアの高い中小企業は、これ以上ない早さの申請サイクルで不動産融資を受けられるようになる。

Alibaba の担当者は(中国語で)現地メディアに対し、この製品は不正リスクや資金調達コストを引き下げる一方で、企業間の協調を促進するだろうと述べた。

例えば国際的な取引では、サプライヤーの信用情報の欠如が取引リスクを高めていました。それは、国外への直接販売や流通の発展にとって障害となっていたのです。

この新サービスは、信用面での透明性を中国にもたらそうとする Alibaba の取り組みの一例である。同社の個人向け信用格付けサービス「Sesame Credit(芝麻信用)」は、運営開始から2年で中国国内でトップのシステムに躍り出た。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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