激戦業界のオンデマンド・ランドリーで、英国のLaundrappが「世界を取る」ために立てた戦略とは?

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上: Laundrapp cofounder/CEO Edward Relf
Image Credit: Laundrapp

英国のランドリースタートアップ Laundrappは、本拠地の英国を超えて、今年は海外展開を加速する予定だ。今月はオーストラリア、ニュージランドへの展開を開始し、その後もアメリカを含む13のマーケットに進出予定だ。

Laundrappはロンドンで2014年に創業。ランドリーやドライクリーニングを提供するオンラインサービスで、自宅まで衣類を取りに来てくれて、48時間以内には戻してくれるというもの。

ドライバー向けのアプリはルートが最適化されており「オペレーションコストを下げて、生産性を上げる」ためにトラッキングされる。顧客は自分の衣類が今どこにあるのかをリアルタイムで見ることができる。その仕組みはさながらUberのようだ。

Laundrappはこれまで1200万ドルを調達している。

欧州ではここ数年で多くのオンデマンド・ランドリースタートアップが誕生した。Rocket Internetが出資するZipJet、IHateIroning.com、Washbox、Asteria Cleanersがあるが、最後の二つはそれぞれLaundraappとZipJetによってそれぞれ買収されている。

アメリカにも多くのランドリースタートアップがある。サンフランシスコのRinseやニューヨークのCleanlyFlyClearnersもある。だが、グローバルな展開において確立されている会社というのはまだ存在しない。そして、その点こそLaundrappが目指しているものだ。

グローバル展開を進める上で、Laundrappがたどり着いた結論は、英国外であればどの会社でも登録ができるホワイトラベルのプラットフォームである。すでに経験豊富で軌道に乗っているランドリー会社に登録してもらい、彼らのビジネスをデジタル化することでその力がさらに発揮できることを支援するのだ。

「ランドリーやドライクリーニングはパーソナルなサービスで、質こそが鍵となります。アメリカで多くのサービスが失敗したのは、ビジネスモデルの中心に質を置かなかったからでしょう。ローカルなサービスと提携することで、既存の成功した会社とともに仕事をすることができるのです」

このように、LaundrappのCEOエドワード・レルフ氏は語る。Laundrappはオーストラリア、ニュージランドに加えて、欧州、アジア、アフリカ、アメリカへの進出を計画している。

「Laundrappは将来、ランドリーとドライクリーニング用の主要なデジタルプラットフォームとなるであろうと確信しています」とレルフ氏は付け加えた。

(本記事は抄訳です。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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